守って守って守られて ページ44
『まぁ、信じられないかもしれないけどね。これが真実なんだから仕方ない』
一連のことを話し終えたあと、ボクは息を吐いて目を閉じた
五条さんと七海さんが考え込む中、ふと順平くんが
ボクの目を見つめて話し出した
「僕は、信じるよ……だってAがいなかったら、僕も母さんも確実に死んでいたから」
『はぁぁぁ〜……どんだけ可愛いの君、好き』
「重症だね〜」
『覗き魔は黙っててください』
「ひどいっ!」
しかし、いくら話したとはいえ彼らが信用するかどうかが問題だ
いや……待て、よく考えてみればボクは呪術師側としては喉から手が出るほど欲しい人材
順平が死ぬまでの情報ならば呪霊側しか知らないようなことまで知っているから
そして、ボクが真人と同じように魂に触れられるのならば…
『……取引、しません?』
「…へぇ、ひとまず話は聞こうか」
『ボクの術式は、まだ不確定要素が多いものの、恐らく真人のような魂に干渉ができるものです、だから…改造人間を人間に戻せるかと』
ボクの言葉に反応したのは七海さんだった
そしてボクはそのまま続けていく
『しかし困ったことに、恐らくボクは呪霊側に狙われています。真人から「俺たちとしては生きていられると困る」と言われましたから』
「え……っ、それ、って…」
『順平のせいじゃないよ、順平を殺す上でって言うのもあるけど、ボクの術式は真人の能力をもろに打ち消すからね』
本当、原作クラッシャーだよなぁ
なんてことを考えながら次の言葉を待っていれば、五条さんは少し間を置いた後に
笑みを浮かべたまま言葉を並べる
「つまり、君を保護することを代わりとして、こっち側に着くと?」
『それは違います。ボクの基準は全て順平です、次に奴らが何かをしでかすなら、まず順平を狙うでしょう』
「その話だと、彼を逆手に取られた場合、柊くんは呪霊側につくと言っているように聞こえますが」
『つきますよ』
「清々しいほどの即答」
ボクが求める未来はただ1つ、順平の安全
順平のいる未来、ボクの幸せはそれが基準でないとまず有り得ない
愛が重い?どうとでも言ってくれ
そもそも死ぬはずだった未来を無理やりねじまげたんだ
これから先どうなるかはボクにも分からない
『ボクに呪術を教えてください。そして、順平を守っ…「僕も、教えてください…」
順平がボクのと言葉を遮るようにそう言う
その瞳には、覚悟が宿っていた
「もう、守られるだけは嫌だ…!」
焼くか煮るか引き裂くか、どれがいいと思う?→←作者がやめとけって言うだけあるよなぁって感じ
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紅丸(プロフ) - つなまよT2(旧ちょこばなな)さん» ひぇ、マジで来ていらっしゃるこんな駄作読みに来てくれてありがとぅぅぅ (2021年7月27日 23時) (レス) id: e4c9b10277 (このIDを非表示/違反報告)
つなまよT2(旧ちょこばなな)(プロフ) - ななちゃん好き!!!!こ○はだよ!! (2021年7月24日 21時) (レス) id: b8726aa5c6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - 好きです…←← (2021年5月5日 1時) (レス) id: ce721a0333 (このIDを非表示/違反報告)
おしゃけ - このような神作を作って下さってありがとうございます。愛してm(((すみません、きもかったす。 (2021年3月9日 22時) (レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
紅丸(プロフ) - フーパさん» ガチ勢だからこそ出来る至難の業ですね……() (2021年3月2日 4時) (レス) id: c6adbfb1eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅丸 | 作成日時:2021年2月26日 20時