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似ているもの同士 ページ27

順平side


「それで、呪いとかそういうのが見えるようになったのもつい最近なんだ」

『《おいそこ距離が近い、離れろ》』

「あんま喋ると熱引かないよ?てか順平、Aはなんで呪いとか知ってたわけ?」

『《ボクのいない所でボクの話をしないでくれる…?…けホッ…》』


家から少し歩いたところにある河原に座って悠仁くんと話す

彼は以前Aからも教えてもらった呪術師という期間に属する人なんだろう

あれから少し、Aにボクの術式のことを聞いたりして

それらしい能力を手に入れることもできた

もしかしたらそう言う部分がAに負担をかけていたのかもしれない

そんな罪悪感から、やけに過保護になるAの言動を許してしまっている


『《じゅんぺい、なんかされたらすぐ言っていいからね、ボクとんでくから》』

「呂律回らなくなってきてるじゃんか、無理すんなよ?」

『《君にだけは言われたくない…!距離近いんだってば!》』

「なんでそんなに怒ってるんだよ〜」



ビデオ通話で繋がった先には、明らかに不服そうな彼の姿が映る

彼がここまで突っかかるんだから警戒した方がいいのかもしれないが

悠仁くんの人の良さはその言動に嫌という程滲み出ているからどうにもペースが崩れる


「A、多分悠仁くん悪い人じゃないからさ…そんなに怒らないであげて…」

『《…順平がそう言うなら…》』

「わっ、めっちゃ順平に甘いじゃん」

『《そりゃ嫁だし、てか悠仁くん、君に話ときたいことあるからLINE頂戴》』

「え?別にいいけど、てか順平も確か映画好きなんだよな!今度一緒に見に行こうぜ、あ、連絡先も交換しよ」

『《ちょっと???》』



再び一方的に突っかかるAの声を聞きながら、出会い頭の強引さは

悠仁くんもAくんも、どこか似ているなぁ

なんて、本人に言ったら怒られてしまいそうなことを考えていた



「あれ、順平、こんなところでなにしてんの?Aくんは?」

「母さん!?…というかタバコ…」

「あぁ、ごめん、アンタの前では吸わない約束だったね」


ふと、河原の上の道から母さんの声が聞こえて振り返る

悠仁くんは母さんに対し元気すぎるような挨拶をかまし

Aくんが体調不良で家にいることまで伝えてくれた

コミュニケーション能力が高いな…なんて思っていたのもつかの間

母さんは悠仁くんを夕食に誘ったのである

通話越しにAが舌打ちしたのが聞こえたが聞こえないフリしておこう

やらなきゃ行けない時はやらなきゃ行けないような脳筋思考→←新キャラ登場はいいけどライバルは結構です



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紅丸(プロフ) - つなまよT2(旧ちょこばなな)さん» ひぇ、マジで来ていらっしゃるこんな駄作読みに来てくれてありがとぅぅぅ (2021年7月27日 23時) (レス) id: e4c9b10277 (このIDを非表示/違反報告)
つなまよT2(旧ちょこばなな)(プロフ) - ななちゃん好き!!!!こ○はだよ!! (2021年7月24日 21時) (レス) id: b8726aa5c6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - 好きです…←← (2021年5月5日 1時) (レス) id: ce721a0333 (このIDを非表示/違反報告)
おしゃけ - このような神作を作って下さってありがとうございます。愛してm(((すみません、きもかったす。 (2021年3月9日 22時) (レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
紅丸(プロフ) - フーパさん» ガチ勢だからこそ出来る至難の業ですね……() (2021年3月2日 4時) (レス) id: c6adbfb1eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅丸 | 作成日時:2021年2月26日 20時

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