story 09 ページ11
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端末に表示された画像を見ているが、みんな“見たことがない”と言う顔をしていた。
一般人がそれを目にする…ましてや手にする機会はほぼ無い。
無いはずだが一人だけ…
哀だけは目を見開いていた。
「ねえねえ、はやてお姉さん。その石ってどんな物なの?」
「ごめんな、詳細は流石に教えられないんよ…」
「そっか…せめてどういう時に使われるのかとか…?」
画像を食い入るように見ていたコナンの質問にはやては申し訳なさそうに眉を下げ首を横に振った。
「そうだ!私たちでこの石を探すのお手伝いしようよ!」
「僕たち少年探偵団ですから、お任せください!」
「っ、ダメよ!関わってはダメ!!」
歩美の提案を必死に止めようとしている哀の言葉に付け加えるように、Aは続けた。
『これはね、使い方次第で人を傷つけてしまう'道具'なの。もし今、悪い人の手にあって、みんなに何かあったらお姉さんは悲しい…』
子供たちの目を一人一人見ながら真面目な表情で、でも、と続けて“みんなの気持ちは嬉しかったよ、ありがとう”と伝えた。
最初こそ不満そうな顔をしていたが、危ないことだと納得し、諦めてくれたことにホッとしたところに、来店を告げる音が鳴った。
─────カラン、カラン………
反射的に扉を見ると、茶色の制服に身を包んだ金髪の女性が眉を吊り上げながら仁王立ちしていた。
「やっと…やっと見つけたわよ、Aちゃん!」
◇
更新が遅れてしまって申し訳ないです…
そしてさっき、開いて驚きました…お星さまに色が付いてまして…
皆様、ありがとうございます!
相変わらず不定期に更新となりますが、気長にお待ちいただけると幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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白猫(プロフ) - この作品、面白いです。コナンとなのはは、どちらも好きなので、続き楽しみにしてます!更新頑張ってください!! (2018年6月21日 23時) (レス) id: 3287104aeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛世 | 作成日時:2018年2月4日 22時