人類最強の頭脳２【リヴァイ】 (ページ40)

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４０．鏡/あなたページ40

次の日の朝。

私は目をこすった。

・・・眠れなかった。

昨日リヴァイに言った”あの言葉”が頭から離れない。

・・・私・・・何言ってんだ・・・？

・・・でも、ほぼ無意識に口をついて出てきたのは事実だし・・・。

―――無意識ってことは、頭ではなく心から出てきた言葉ってことか・・・？

・・・もし、そうだとしたら・・・それって、本音ってことになるよね？

何、何、何・・・？？？

私はリヴァイがいるから・・・ここまでがんばれてるっていうの？

・・・もう、分かんない・・・。

私はどうしたいんだろ・・・どうしたらいいんだろ・・・。

コンコンッ・・・バンッ

いつものようにハンジが朝食を持ってやってきた。

ハンジ「おっはよう！！元気ぃ？！」

相変わらずのハイテンション。

A「・・・ん、元気元気」

ハンジは私の顔を見て、口をとがらせた。

ハンジ「・・・なんだぁ、元気ないじゃん！どうしたのさ！

この私が何でも聞いてやるから、何でも言ってみな！」

イスに座って、机の上のパンをかじりながらハンジが言う。

A「んー？いやぁ・・・言うほどのものではないね・・・」

ハンジ「それは、そのことがものすごく小さなことだから？

それとも・・・自分でどうでもいいことだと判断したから？」

ハンジって、たまに鋭いよね。

A「・・・後者・・・です」

ハンジ「よし！なら言おう！Aのどうでもいいは、どうでもよくないことが多いから」

なんだそれ(笑)

・・・でもさっきまで考えてたことを話すのはなんだか恥ずかしい気がした。

A「ただ・・・ただ・・・リヴァイのこと考えてただけだよ」

ハンジ「リヴァイの何？・・・リヴァイの何考えてたのさぁ？！」

至近距離で放たれるきらきらオーラに私は圧倒されぱなしだ。

A「んー、いや、別に・・・。実は昨日、リヴァイの部屋に行って少し話してきたんだけど・・・」

ハンジ「部屋に行ったの！・・・何？！

もしかして襲われたとか？！」

ぶっ飛んだ発言に思わず動揺する。

A「なっ？？！それはないでしょ・・・。

ただ・・・まぁ、いろいろと話してきただけだよ。」

ハンジは私の顔を見つめながらふと、珍しい微笑みを見せた。

ハンジ「A・・・鏡見てみな」

急になんだ？と思って鏡をのぞくと・・・そこには女の子の顔をした私がいた。