人類最強の頭脳２【リヴァイ】 (ページ17)

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５３．早朝/ハンジページ17

次の日の朝早くに、私は旧調査兵団本部の地下室を訪れた。

ある部屋のドアをノックすると、返事がドア越しに聞こえて、ドアが開くとその声の主が現れた。

エレン「おはようございます！」

ハンジ「おはよう！・・・準備はいいかい？」

エレンはきっちりと兵団服を着用している。

一緒にろうかを歩いて外に出て、兵舎に向かう。

ハンジ「Aは最近夜通しで仕事してるから、多少・・・いゃかなり疲れてると思うから、コーヒーでも入れてやってくれ！」

エレン「はい！」

ハンジ「・・・あ、でも舌は大人になり切れてないみたいで、甘党だから砂糖は最低でも2つね！

苦いとガチャ○ンみたいな顔になるから！」

エレン「え、ガチャ○ンですか？笑」

ハンジ「そう！目が妙に切な気に下がってさ、前歯が若干突き出るから(笑)

そうなったらサッと砂糖をもうひとつ出すんだよ！」

エレン「はい！覚えておきます！」

うん、素直でよろしい！

他のやつだったら『あ、え、あ・・・はい』ってなるぞ。

と、話しているうちにAの部屋についた。

コンコン・・・ーーーーーー

ハンジ「あれ？」

もう一回ノックしてみても、中から返事がない。

ハンジ「あれれれれ？Aー？

入ってもいいかい、入るよー！」

エレン「え、あ、あっさり入ってしまうんですね(笑)」

ドアを開けると、当のAは机の上に突っ伏して寝ていた。

ハンジ「・・・あはっ(笑)寝てやんの」

エレン「疲れておられるんですね・・・」

近くに寄ると、スースーと静かな寝息を立てているのが聞こえた。

・・・かわいい顔しやがって。

この顔、リヴァイが見たらどういう反応するんだろうなぁ。

ハンジ「・・・なんか起こすのもかわいそうだし、また後にするか！

朝早く呼んでおいて悪かったね。

この後リヴァイ班のところに行く予定だからその時でもいいかい？」

エレンはもちろんですとうなずいて、私たちはAの部屋を出て行った。