人類最強の頭脳２【リヴァイ】 (ページ11)

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４７．男なんだ？/ハンジページ11

この話の直前にリヴァイが戻って来るなんて。

そもそもはAのために私が考えた提案だけど、これリヴァイの前で話したらどう反応するのかな？

・・・と思って話したら案の定、Aの名前を出したら、出ていこうとドアに向かっていた足を止めて、テーブルの方へかかとをひるがえした。

・・・分かりやす(笑)

リヴァイ「・・・は？

テメェ、いきなりどうした？」

はいはい。

ハンジ「昨日Aが倒れて改めて思ったんだよ。

Aひとりじゃ負担が大きすぎるなって。

そういう存在は、研究者には必要なんだよ。

ましてや、副兵長でありながら研究をするためにはなおさらね」

リヴァイ「・・・そうか・・・」

それなら仕方ないって顔だねぇ。

エルヴィン「なるほど。

それなら君の提案を受け入れよう」

ハンジ「おぉ！さすがエルヴィン！

話が早いねぇ！

そうと来れば次は誰を補佐にするかだな！

候補は事前には考えておいたんだ！

これがリスト！」

私は紙を何枚か取り出すと、エルヴィンに手渡した。

多分30人くらいのデータはとったぞ。

パラパラとエルヴィンが目を通す。

リヴァイ「エルヴィン、オレにも見せろ」

エルヴィン「あぁ、そうだな。

兵長として副兵長のことを気にかけるのは当然だからな」

リヴァイ「いちいち口に出さなくてもいい」

エルヴィンが読み終わったものからリヴァイに紙を渡して行く。

ひととおり読み終わった後、私の方を向いた。

エルヴィン「どれも申し分ない。

あとはAの意思を聞くだけだ。

まぁ、本人が納得しないと始まらないからな」

ハンジ「りょーかい！！」

エルヴィン「リヴァイ、何か気づいたことはあるか？」

リヴァイが書類をペラペラとめくる。

そして、いつもの目つきで私を見た。

リヴァイ「・・・ひとつあるとすれば、何で全員男なんだ？」

ハンジ「(うわお！)」

エルヴィン「(君は本当に・・・)」

エレン「(分かりやすっ・・・！)」

私は笑いをこらえるのに必死だ。

ハンジ「そりゃあ、男の方が体力あるし、行動力あるし、頼りになるだろ？」

リヴァイ「そうとも限らんがな」

ハンジ「新兵のミカサみたいな女だったら別だけどね」

ミカサを誰よりも知っているエレンがうんうんと強くうなずいた。