検索窓
今日:221 hit、昨日:1,031 hit、合計:55,455 hit

努力の証 ページ8

守備練習

『(ボール速い…威力やばい…守備も練習頑張ろう…)』

ふとサード方向を見る
『(宗さんうっま…)』

そしてもう1人、現在センターを守っている中川さん
『(この人も私と同じで内野と外野どっちも守れるんだよね…しかもバッティングも上手)』




『紅林〜宗さんと中川さんってどんな人?』

紅林「宗さんはずっとテンション高いっす、圭太さんはクールだけど意外とノリよくて…
  話してみたいんすか」

『まあ…』

紅林「…あー!!!そういえば圭太さんと宗さんもAさんと話してみたいって言ってましたよ!」

『っえ!!?ほんと!?じ、じゃあ…』「紅林!声でけえ!!!」

突然後ろから声がして思わず振り返る


そこには宗さんと中川さん。


宗「あっ!Aちゃん!」
中川「!ほんまや」

紅林「あ、ちょうど良かったっす、Aさんが話したいらしいっす」

『あ、あのちょっと守備で聞きたいことが…』





(中川視点)

『ありがとうございました!』

深々とお辞儀するA
実は皆、女の子が入るっていうて、結構戸惑ってた。
でもAは想像してたよりもずっと 野球が大好きで 一生懸命で 可愛げのある子やった

「(疑ってごめんな)」

Aの小さな頭を撫でると ちょっと顔が赤くなってる


こんな頑張ってて愛おしい子が 沢山の人に叩かれてる事実が切なくて仕方なかった




(宗視点)

なんか意外だった。女子チームにいた頃から、クールで凛としてるイメージだったから 話してみると親しみやすくてびっくりした


「圭太、Aの手みた?」
中川「うん、努力の手やった」


マメがいっぱいの手。女の子だとか関係ない手。
いっぱい練習してんだろうな。


「証明してやりたいな、Aがいじめなんかするわけないってのを、そして男子の世界でも通用するって」

投手陣→←わくわく朝トレ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (105 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
508人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ばお | 作成日時:2023年12月30日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。