前代未聞の女の子 (ページ7)

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わくわく朝トレページ7

(杉本視点)

「ふぁぁ…眠…。
　昨日勢いでA誘っちゃったけどこんな早い時間から大丈夫だったやろか…」

福田「どうやろな、俺やったら行かんわ。絶対。こんな大男と朝から一緒とかしんどいし。」

「言い返したいけど実際そうやからなんとも言えんわ…。
　てか周平はAと話したことあんの？」

福田「ない。ちょっとびびってん、多分俺より身長あるやろ？しかも落ち着きある感じで。
　やから、なんでお前がそんなウキウキなのかわからへんわ」

「やっぱそう思うやんな！？でも話せばわかる！めっちゃかわいい！」

そうこう話してるうちに着いてもうた、Aちゃんと来れてるやろか…

『おはようございます！杉本さん！福田さん！よろしくお願いします！！』

扉を開けた途端、わんこのように待ち構えてたのは既に汗をかいているA。

「A！なんでそんな汗かいてん？！」

『楽しみすぎて早くきちゃって、先に自主トレしてました！！』

そう話すAの目はキラッキラで、、ほんまかわいい。そして本当に頑張り屋なんやなって。

『早く！早くやりましょ！！』

Aに急かされて準備を急ぐ。その横で周平が小声で言った。

「あかん、めっちゃ可愛い…」

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(小山視点)

『(想像以上のキツさだった…)』
教わったトレーニングは想像以上にキツかった。でも確実に力になっていくような気がした。

『杉本さん！福田さん！今日はありがとうございました！明日もお願いします！！』

杉本「ええよええよ、こっちも楽しかったわ。」
福田「名字呼びなんか堅苦しいわー。なあA、名前で読んでや」

『(ここまで仲良くなれるとは…、うれしい)周平さん、！』

杉本「ちょ、！周平ずるいで！！俺も俺も！」
福田「あほ、お前は長すぎんねん諦めろ。お前はラオウでええねん。」
杉本「！！た、たしかに… A！俺はラオウでええで！」

『ラオウ、さん…？』
なんでラオウなのかはよくわかんなかったけど楽しかったからどうでもいい。
…久しぶりに野球に楽しさを感じれた気がした。