宇宙人との出会い ページ4
『(…全然打てなかった)』
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早速コーチに教えてもらいながら打撃練習に参加した
いくら練習といえども、ピッチャーは男性。女子とは速さも球威も比べ物にならなかった。
なんとか食らいついていき、数本は良いあたりだったものの、大半はだめだめだった。
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『(練習しなきゃな)』
今は休憩時間だが、休んでる暇なんてない。
素振りを始めていると誰かが話しかけてきた
紅林「Aさん、バッティング教えてください」
衝撃的過ぎる発言に絶句する
『!?
え、は、私が?
打撃練習見たでしょ?!全然打てなかったんだよ!!?正気!?』
紅林「…?でも体の使い方とか上手かったんで、参考にしたいなって思ったんすけど。
だめなんすか??」
予期せぬところで褒められ、少しうれしくなる
結局、紅林くんの独創的すぎる雰囲気に圧され、教えることにした
『軸足は……』「なるほど」
『腰をもっと…』「なるほど」
不思議すぎる紅林くんと接してわかった
『紅林くんって宇宙人みたいだね』
紅林「よく言われます。あと呼び捨てでいいっすよ」
心を許された気がして嬉しくて つい頬が緩んでしまった
紅林「Aさんって笑うんすね。めっちゃ可愛いです(真顔)」
『(!?
やはり掴めない)』
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作者名:ばお | 作成日時:2023年12月30日 23時