前代未聞の女の子 (ページ3)

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はじめましてページ3

春季キャンプ初日

監督「…ってことでこれから練習始めるんだけどその前に1つ

　おいで」

その言葉を聞いて恐る恐る前へ出る

『…今日からオリックスバファローズでお世話になる小山Aです。
　よろしくお願いします』

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「え？！女の子？！！」
「小山選手！！？？意味わからへん！！！」
「オリックスで？！！お世話になる！！？」

『(どどどうしたら)』

そんなことを思い固まっていると監督が説明をしてくれた

監督「そう、小山Aだ。みんな知ってるだろ？あれだけ活躍してれば。
　そしてチームを退団したのも知ってる人が多いはずだ。だけど勿体ないだろそのまま辞めるなん
　んて、俺はこの世界でも十分活躍できると思う。」

そう言われ『野球がしたい、私には野球しかない』と監督と二人で語り明かした日を思い出す

『(頑張ろう、何があっても)』

その後も監督は何食わぬ顔で「そろそろ練習始めるぞー」と呼びかけ
選手たちも戸惑いながらも練習に取り掛かるのだった