前代未聞の女の子 (ページ18)

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はじめまして鷹ページ18

西武三連戦を終え、次はホームでソフトバンクとの試合

山本「あ！ギータさんー！お久しぶりです！」

柳田「お！久しぶりだなー！」

『(みんなお友達すごいなー)』

由伸と柳田さんの会話を横目で見て通り過ぎる

…が

柳田「お！噂の女の子じゃん！！話そー！！」

『へっ？…ぐあっ！？』

強引に腕を引っ張られ、よろける

柳田「おっと」

柳田さんがうまく受け止めてくれて怪我はなかった…けど

『(近い…でかい…ごつい…！)』

私は柳田さんの腕の中なわけでどぎまぎしてしまった

柳田「ごめんごめん、力入れ過ぎちゃった
　それにしても凄かったなー！開幕戦のAちゃん！ずっと話してみたかったんだよね」

『あ、ありがとうございます…』

近くて緊張している私をよそに柳田さんは喋りまくるものだから困惑する

山本「ちょっとギータさん、Aが近すぎて緊張しちゃってますー。
　ほらAこっちおいで」

柳田「あーすまんすまん。可愛くてそのまま話し続けてしもうたわ」

そう言って私を解放してくれた

由伸にお礼を言おうと思い、顔を見る

『(由伸なんか怒ってる、？)』

山本「…そうだA、柳田さんにフォーム聞くんじゃなかったの？」

『あっ…！あの柳田さんにバッティングのフォームを聞きたくて…いいですか、？』

柳田「いいぞー特訓だ！！」

『はい！！』

・
・

山本視点

あーあAのかわいさ広まってきちゃったかな

ギータさんだって普段、人に教えてって言われても適当言って誤魔化す人なのにAにはちゃんと教えてるし

AもAでギータさんとくっついて顔赤くなってるし

「(…嫉妬しちゃうな)」