～ボンゴレ人柱アリス～ (ページ3)

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～邪魔な木々～ページ3

俺は森へ足を踏み入れると入り口付近に赤い宝石が刻まれた剣を見つけた。
その赤い宝石は、まるで「どうぞ使ってください」と言う感じに置かれていた。

獄)誰も使ってないようだし……借りるぐらいならいいよな？((ｼｭｯ

俺は普段ならダイナマイトを使っていただろうが、夢の中に俺の武器があるとは思えない。
借りるぐらいならいいよな？そもそもあそこにブッ刺しておくほうが悪いんだからな……(ry

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森の奥深くへ進んでいくと、まるで通せんぼする様に木の枝や、葉が俺の前に立ちはだかる。
それが何だか『この先には絶対に通さないよ？』とあのウサギが言っているみたいで、すごく腹が立ち………―――――。

((ｻﾞｼｭｯ!))

斬ってしまった。ウサギみたいだったから、と言うくだらない理由で。
辺りに何故か赤黒いモノが飛び散る、それは俺の服に、顔についてしまった。

その時俺の“何か”が吹っ切れた。

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獄)なんだこれ………この“物体を斬る感覚”……超楽しいじゃねぇか…………！！

((ｻﾞｼｭｯ!))

ひとつ………

((ｻﾞｼｭｯｯ!!!))

またひとつ……………

俺は木々を斬っていってしまった。自分では止められねぇ……不思議な感覚に堕ちてしまった。

貴)わ！！アリスっ？！心配になって来てみれば………なにこれ？！何で……僕の………世界を壊すの………？

今にも泣きそうな目でこちらを見つめている、森の入り口での出来事が嘘かのように。
ハっ！！所詮ウサギは弱いんだよ！！ウサギだからな！！

獄)いいか？ここは俺の“国”だ。お前の物じゃねぇんだよ！分かったらウサギはとっととあっち行ってろ！

貴)貴様…………その言葉、後で後悔させてやる…………………！

ウサギはタッタ......と足音を立ててどこかへ行った。
俺は尚も枝などを斬り捨てて、いつの間にか真っ赤な道が出来上がっていることに気がつきもしなかった。