~sex~ ページ7
一気に空気が入る感覚に噎せ返るのと共に目を開くと至近距離にスネイプさんの顔。
驚きに息が詰まり咳が出てしまう。
「げほっげほっ」
何も言わずに私の体を起こして背中をさすってくれる。
ス「おい。ゆっくり深呼吸しろ」
頭の中では、分かっているのに上手く呼吸が出来ない。
声も出ず。
ひゅー、ひゅーと喘鳴だけが出る。
その異常な呼吸音と舌打ちがぼんやりと耳に聞こえる。
顔に黒い影が出来たと思えば口に柔らかい感触。
「…ん、んぅ」
送られてくる酸素に乱れていた呼吸が段々と落ちていくと意識が途切れた。
薄っすらと聞こえる声に意識が戻り始める。
鼻に香る嗅ぎ馴染みのない刺激的な匂いに重たい瞼を開けると知らない天井が視界一杯に広がっていた。
体を起こそうとするが背中に痛みが走り起き上がれない。
深く、深く深呼吸をして顔を横に向けると額に乗っていた布が滑り落ちた。
直そうにも直せないでいると布は、勝手に動きベット横に置かれている桶の中に入って行く。
桶の横にある花瓶に入った花達が隙間から入って来た風で揺れ動いていた。
それをじっと見つめていると複数人の足音が聞こえ始める。
私が寝ているベットの周りにある純白のカーテンが開かれると見た事のあるような無いような老爺が立っていた。
ダ「目が覚めたようじゃな」
口調と声色ですぐに目の前にいる人物が誰かと分かった。
「此処は、何処でしょうか」
マ「此処は、ホグワーツ魔法魔術学校です」
そう答えたのは頭頂部が尖っている三角帽を被った老婆。
「魔法」
その単語だけが頭に残って小さく呟いた。
ダ「そうじゃ」
マ「どうして此処で寝ているのかは、分かりますか？」
思い出そうとするが靄が掛かって上手く思い出せない。
マ「湖に落ちた覚えは？」
「…落ちたんですか？」
ダ「これに見覚えはあるかの」
差し出された一冊の本。
「それは、私が18歳の誕生日を迎えた日にシスターがくれました」
交通事故で亡くなった両親の代わりに私を育ててくれたシスターの顔が浮かんだ。
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ぷぷぷ - ダンブルドアって書かないのはあえてなのかな (8月22日 8時) (
レス) @page10 id: 5bee2b7465 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - フォールさん» フォール様初めまして！コメントありがとうございます！面白いと言っていただけてとても嬉しいです。なかなか更新は出来ませんが生一杯頑張りますので完結まで長いと思いますがよろしくお願いします。 (2023年1月23日 21時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - めっちゃおもしろいです！どんな展開になるのか続きが楽しみです！！応援してます！ (2023年1月23日 20時) (レス) @page24 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - 箱さん» 箱様、初めましてアルマジロです。コメントありがとうございます。箱様の素敵なコメントに凄く嬉しくて飛び跳ねそうです。これからも子の作品をよろしくお願いします。 (2023年1月18日 18時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月17日 21時) (レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2023年1月10日 23時
