~trettiosju~ ページ38
結局、授業が終わるまでに燐寸を針に変えれたのはハーマイオニーだけだった。
「次の授業は、どんな授業なの？」
隣で不貞腐れているロンの頭を撫でながら言う。
ロ「闇の魔術に対する防衛術」
「魔法使いらしい授業だ」
ハ「Aは、来ないの？」
「うん。昨日、調べようって思ってたことが出来なくてこれから図書館に籠るよ」
ロ「本なんて読まずに寝るだけでしょ。さっきの授業も眠そうに欠伸してたし」
「あ、バレた？」
ロ「バレバレ」
ハ「明日の授業は、どれか参加するの？」
「明日は、魔法薬学の授業に参加するよ」
ロ「ほんと？」
「えぇ、スリザリンと合同で授業するんでしょ？スネイプ教授が贔屓しないか見張っとく」
ス「Ms.ノジェイス」
背後から私の名前を呼ぶ教授の声が聞こえた。
「二人は、次の授業の教室に行きな」
驚いて目が点になっている二人の小さな背中を押す。
私の事が気になるのか振り返りながらも廊下を歩いて行った。
「教授、こんにちは」
ス「先程の授業で燐寸を針に変えたそうだな」
「ただの偶然ですよ。まぁ、マクゴナガル先生みたいに机を豚にするのは出来なかったですけど」
廊下で立ち話をしている私達の横をフレッドとジョージが通って行く。
目が合うので軽く手を振る。
ス「Ms.ノジェイス」
「友達なんですから手を振るぐらい許して下さいよ」
ス「明日の…」
「魔法薬学の授業ですよね？任せて下さい。しっかり生徒を見ますんで！」
教授の声に被せたせいか眉間に皺が寄る。
ス「生徒に手助けは不要だ」
「分かってますよ。あ、図書館に用事があるので失礼しますね」
頭を下げて教授に背を向けて図書館に向かって歩き出す。
贔屓なんてさせない。
私は、伸び伸びと立派な魔法使いになって欲しいから。
何処かで道を逸れて魔法で人を殺める人になって欲しくない。
ノクターン横丁と呼ばれる場所にいた人々の様に。
そう思いながら図書館の扉を強く開けた。
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ぷぷぷ - ダンブルドアって書かないのはあえてなのかな (8月22日 8時) (
レス) @page10 id: 5bee2b7465 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - フォールさん» フォール様初めまして！コメントありがとうございます！面白いと言っていただけてとても嬉しいです。なかなか更新は出来ませんが生一杯頑張りますので完結まで長いと思いますがよろしくお願いします。 (2023年1月23日 21時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - めっちゃおもしろいです！どんな展開になるのか続きが楽しみです！！応援してます！ (2023年1月23日 20時) (レス) @page24 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - 箱さん» 箱様、初めましてアルマジロです。コメントありがとうございます。箱様の素敵なコメントに凄く嬉しくて飛び跳ねそうです。これからも子の作品をよろしくお願いします。 (2023年1月18日 18時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月17日 21時) (レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2023年1月10日 23時
