~tjugoatta~ ページ29
「まだ紅茶残ってたのにどうして追い出されなきゃいけないの」
あの後すぐに教授の部屋から残ったクッキーと一緒に追い出された。
螺旋階段を上っていると声が聞こえる。
ゴーストじゃないよね。
恐る恐る上ると踊り場で何か話しをしている三人の男の子を見つけた。
向こうもまさか地下から人が上って来るとは、思っていなかったらしく白金の髪の子を残して逃げて行く。
『おい！クラッブ！ゴイル！』
名前を呼ぶが戻って来ない。
私、ゴーストじゃないよ。
ローブの胸にある紋章を見ると緑色に蛇。
確かスリザリンだったかな。
思い出した。
この男の子、昨日教授が贔屓しそうな子だなって思ってた子だ。
「驚かせちゃってごめんね」
目線を合わせて屈んで言うが無視される。
私の此処の教師になれば良かった。
そしてらすぐにスリザリン50点減点してやるのに。
あ、良い事思いついた。
手に持っていたペーパーで包んであるクッキーを一枚出して男の子の口に突っ込んだ。
『な、何するんだよ！』
「私の事、無視したから」
ついでに私も一枚食べる。
「A・ノジェイス・ローレン。よろしく」
手に付いたクッキーの欠片をパンツの裾で払い手を差し出した。
『ドラコ・マルフォイ』
ポケットに入っていた小さな手が私に差し出されるので強く握って上下に振る。
「マルフォイね。私は、此処の先生じゃないから友達だと思ってくれて構わないわ」
マル「知ってる」
「ありがとう。そうだ、友達なった記念にこれあげる」
手に持っていたクッキーを包んであるペーパーを押し付ける形にはなってしまったがマルフォイの手に握らす。
マル「お、おい！」
一階の廊下に繋がる重たい扉を開けた。
「マルフォイ、じゃあね！」
手を振って扉を閉める。
廊下をスキップしながら部屋に戻っていると窓から湖が見えた。
濃かった霧は晴れ、眩しい太陽が顔を出している。
随分と長く教授と話をしていたみたい。
あの人、朝苦手そうに見えるけど早起きなんだな。
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ぷぷぷ - ダンブルドアって書かないのはあえてなのかな (8月22日 8時) (
レス) @page10 id: 5bee2b7465 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - フォールさん» フォール様初めまして！コメントありがとうございます！面白いと言っていただけてとても嬉しいです。なかなか更新は出来ませんが生一杯頑張りますので完結まで長いと思いますがよろしくお願いします。 (2023年1月23日 21時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - めっちゃおもしろいです！どんな展開になるのか続きが楽しみです！！応援してます！ (2023年1月23日 20時) (レス) @page24 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - 箱さん» 箱様、初めましてアルマジロです。コメントありがとうございます。箱様の素敵なコメントに凄く嬉しくて飛び跳ねそうです。これからも子の作品をよろしくお願いします。 (2023年1月18日 18時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月17日 21時) (レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2023年1月10日 23時
