~tiugotva~ ページ23
その様子を見ていたハーマイオニーに視線を向けると目を逸らされた。
「さっきは、教えてくれてありがとう」
ハー「いえ！」
「A・ノジェイス・ローレンです」
ハー「ハーマイオニー・グレンジャーよ」
「よろしくね。ハーマイオニー」
ハー「こちらこそ」
パ「グリフィンドールの諸君、そろそろ寮に向かうぞ」
ハーマイオニーと握手をしていると監督生のパーシーが言う。
「皆、またね」
駆け足で去って行くので手を振っていると隣に黒い影が立つ。
「何でしょうか」
見上げると目が合う。
あ、今日は皺が寄ってない。
ス「我輩の顔に何か付いているのだろうか」
顔が近づくので離れる。
「な、何もついていないです！私に用があって来たんですよね？」
ス「少しは、この世界の事を学べ」
地下室に向かおうとするので横に並ぶ。
「ハリーの事ですか？」
ス「その名を我輩の前で口にするな！」
初めてかもしれない教授に怒鳴られたの。
口を開いて何故と聞こうとしたが私の口から出たのは空気だった。
教授は、歩みを止めずにそのまま地下室の方に進んで行ってしまう。
頭の中がこんがらがったままの私は、自室に戻った。
ローブを壁に掛け、ブーツを投げ捨てベットに大の字に寝転がる。
「考えても無駄か。明日、図書館で色々知ろう」
自然と降りて来る瞼に逆らえず眠りにつく。
髪のない青白い肌、鼻筋は無く鼻腔だけの鼻、斬り裂いたような細い瞳孔から見える赤色の瞳。
まるで蛇みたいな人が私の目の前に立っている。
ゆっくりと上げられた腕。
長く伸びた爪が私の左目に近づく。
何して。
振り払おうとするが私の体は、石のように動かない。
指先が触れるか触れないかのところで飛び起きた。
「はぁ…ぁ‥‥‥はぁ、はぁ」
額から頬を伝った大量の汗がシーツに染みを作る。
「な…に」
破裂してしまいそうなぐらい動いている心臓。
その辺りを強く握り締める。
ゆっくり息を吸って吐いてを繰り返しながらベットから降りた。
脱ぎ捨てられているブーツを履かずに部屋を出る。
混乱した頭には大理石の冷たさも奇妙に私の事を見るゴーストの視線の一つも入ってこない。
辿り着いたのは、外。
ふらふらと歩き、植わっていた木の幹を背にして膝を抱えて座った。
「ヴォルデモート卿って誰なの」
濃い霧にそう吐き出して顔を膝に埋めた。
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ぷぷぷ - ダンブルドアって書かないのはあえてなのかな (8月22日 8時) (
レス) @page10 id: 5bee2b7465 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - フォールさん» フォール様初めまして！コメントありがとうございます！面白いと言っていただけてとても嬉しいです。なかなか更新は出来ませんが生一杯頑張りますので完結まで長いと思いますがよろしくお願いします。 (2023年1月23日 21時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - めっちゃおもしろいです！どんな展開になるのか続きが楽しみです！！応援してます！ (2023年1月23日 20時) (レス) @page24 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - 箱さん» 箱様、初めましてアルマジロです。コメントありがとうございます。箱様の素敵なコメントに凄く嬉しくて飛び跳ねそうです。これからも子の作品をよろしくお願いします。 (2023年1月18日 18時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月17日 21時) (レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2023年1月10日 23時
