〜5話〜 ページ6
辿り着いた場所は綺麗に海が見えて写真を撮るのにぴったりだ。
お互いのバイクを良い感じに止めてスマホを向ける。
「見て下さい！超綺麗に撮れました」
スマホの画面を森久保さんに見せる。
森久保「俺のも見て」
「え！森久保さん上手です」
森久保「送ろうか？」
「いいんですか！？」
すぐに某メッセージアプリのQRを見せるが森久保さんは躊躇っていた。
「あ、彼女さんとかに女の子と交換しちゃ駄目とか言われてます？」
森久保「いや彼女とかいないんだけどその良いのかなってAちゃん俺のことまだ怖いだろうし」
「確かに怖いですけどバイク乗りであんなに綺麗に磨かれてる人は悪い人じゃないので私もこれでも考えて連絡先交換しようとしてますよ」
はっきり素直に言う。
森久保「俺 Aちゃんのはっきり物事言う所好きだな〜」
その言葉に恥ずかしくなって顔に熱が集まるのを感じていると森久保さんが私のQRを読み込んでくれた。
トーク画面に可愛らしいスタンプが送られてくるのでお返しに私もスタンプを送るとさっき撮った写真が何枚か送られて来る。
保存をしてすぐに写真を眺める。
森久保「Aちゃん この後ツーリングしながら朝飯どう？」
「今日だけですからね」
森久保「分かった分かった じゃついて来てね」
先程と同様に森久保さんの後ろを走る。
海を横に誰かと走るってこんなに気持ちが良いものなんだ。
朝日は少し眩しくて暑いけど。
10分ぐらい走った所で森久保さんお勧めのお店に着く。
先に店内に入って行く森久保さんの後を追いかけて中に入るとカントリーソングがかかっていた。
「「よぉ！祥太郎」」
背が大きくていかにもここの店の店主やってますっていう人がカウンターにいた。
森久保「久しぶり 元気だった？」
「「おう！最近祥太郎が全然来てくれねぇから寂しかったぜ ほら座れよ」」
森久保「Aちゃんも」
「あ、はい」
呆然としていたので慌てて森久保さんの隣に座ると店主に顔を見られる。
「「祥太郎の彼女じゃねぇな」」
森久保「えーなんで分かったの」
「「だってこの子 蜂須賀工房の弟子だろ？この間あの雑誌に特集で載ってたろ」」
森久保「え゛ぇ゛ Aちゃんってあの蜂須賀工房の佐久間Aちゃん！？」
「はい そうですけど」
訳も分からず返事をすると両手を掴まれる。
森久保「俺 君のギター使ってる！」
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アルマジロ(プロフ) - 豆腐さん» コメントありがとうございます!また森久保さんの話書こうと思っているので是非見て下さったら嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2021年11月4日 17時) (
レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
豆腐(プロフ) - とっても面白くて浪川さんの作品からいつも更新を楽しみにしていました！！リクエストというほどでは無いですが森久保さんが大好きなのでいつかまた書いて下さったら嬉しいです。今後も応援しています！ (2021年11月4日 0時) (レス) id: a5eec28c4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2021年10月2日 22時
