25 ページ25
その後も宇髄さんと話を夕日が下がるまでしていた。
ちなみに宇髄さんにはお嫁さんが3人もいるそう。
宇髄>送ってやろうか?
A>いえ! ここからそんなに遠くもないので大丈夫です 刀もあるので
宇髄>そうか!また俺と任務でもなったらよろしくな!
A>はい お願いします
手を振って別れる。
今日の夕餉の時間にあの女性と結婚すると言われたらどうしようか。
その時は身を引こう。
うん、それでいい。
竈門>やっぱりAさんだ!
田んぼが沢山ある所を歩いていると後ろから声を掛けられた。
A>任務お疲れ様
竈門>一度煉獄家に帰ってからまた出ます
A>そっか ごめんね しばらく任務に付き合えなくて
竈門>いえ! あれ宇髄さんの匂いがします
A>さっきまで会っていたの
竈門>そうだったんですか!
任務の話をして煉獄家に帰ると門から杏寿郎さんと女性が出て来る。
こんな時間まで話をしてたんだ。
竈門>Aさん?
A>あ、ごめんね
竈門>あの方はどなたかご存じですkわっ!!
見つかる前に竈門くんを米俵を担ぐ様に担ぎ塀にのり屋敷の中に入る。
きっと杏寿郎さんにはバレているだろうが。
A>はぁ
竈門>Aさん!?降ろしてください〜
A>あ、あぁ ごめんね
竈門くんを降ろす。
竈門>Aさん 傷口が
肩を見ると血が滲んでいた。
A>少し動いたからかな 悪いんだけど千寿郎に水が入った桶と手拭持って来てほしいって言っておいてくれない?
竈門>はい!
A>ごめんね
先に離れに戻って着物を脱ぐ。
肩に巻かれた包帯を解いていくと肌を伝って血が流れる。
呼吸で止血をする。
襖が開いた。
A>きょ、杏寿郎さん!?
すぐに着物で隠すが着物を剥ぎ取られてしまう。
杏寿郎>傷口を見せろ
怒っていらっしゃる。
傷口を見せると慣れた手つきで手拭で血を拭きとられ包帯を巻かれる。
最後に杏寿郎さんが羽織っていた紺色の羽織を掛けられた。
杏寿郎>何故 竈門少年とあんな真似を?
A>言いたくないです
そう言うと押し倒され抱きしめられる。
首元に触れる髪がくすぐったい。
目の前にある顔。
目つきは獰猛な野獣の目をしていた。
33人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アルマジロ | 作成日時:2020年11月1日 23時