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胡蝶>足は完全に折れてしまっています 治癒には早くても四ヶ月かかります

A>そうですよね

胡蝶>その間ここで過ごしますか?

A>え

胡蝶>ここは鬼によって家族を失った者や事情があって行き場を失った少女の保護をして暮らして貰っています

A>あの私お礼がしたいんです

胡蝶>お礼?

A>鬼から助けてくれた方に

胡蝶>あぁ、煉獄さんにですね 先程鴉を飛ばしましたので時期に来ますよ

頭を下げる。

大きな足音と共に小さな女の子3人が部屋の中に入って来た。

きよ>もう少し静かに歩いてください!

すみ>煉獄さん

なほ>聞いていますか

煉獄>うむ!しっかり聞いていた!!

小さい女の子達が一斉に耳を塞いだ。

確かに頭に響きますよね。

胡蝶>煉獄さん 少し声のトーンを下げてください

煉獄>それはすまない!

私が寝ている寝台の横にあった椅子に勢いよく座った。

煉獄>目が覚めた様だな!良かった!良かった!

A>ありがとうございます

煉獄>何故あんな夜深い時に山に!

A>人を探していたんです

胡蝶>人をですか その人はどんな人でしょうか

A>先日 その人の家に行った時にまだ新しい墓地があったんです

胡蝶>ふむふむ まだ新しい墓地ですか

A>そこに住んでいたのが私が今探している人です

煉獄>それは鬼に殺されたんじゃないか!

胡蝶>煉獄さん 最後まで聞きましょうよ

A>二人分だけ少なかったんです 墓地の数が…きっとまだどこかで生きているんです

胡蝶>そうですね きっと生きていますよ

A>私の唯一の居場所だったんです

胡蝶>鬼はいつでも大切なモノを奪います

A>鬼は…鬼はどうしたら倒せますか!

布団を握りながら大きな声を荒げた。

ポロポロと落ちる涙。

憎い。

私の大好きな家族を。

胡蝶>簡単な話です 鬼殺隊に入ればいいんです そして強くなって探している人を見つけるんです

強くなって探す。

胡蝶>煉獄さんの所に継子いませんでしたよね

煉獄>俺の所に来い!鍛えてやる!

私 胡蝶さんの所が良かった。

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作者名:アルマジロ | 作成日時:2020年10月29日 11時

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