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炭治郎>逃げるな 卑怯者!! 逃げるなァ!!!
炭治郎くん 本当にいい子だね。
炭治郎>いつだって鬼殺隊はお前らに有利な夜の闇の中で戦っているんだ!! 生身の人間がだ 傷だって簡単には塞がらない!失った手足が戻ることもない! 逃げるな!馬鹿野郎!馬鹿野郎!卑怯者!
A>っぐ
体が耐え切れなくなったのか吐血をしてしまう。
そして、体が熱い。
手を見ると黒炎が自分の体を焼いている。
炭治郎>Aさん!! あぁ、どうしよう 水を!
A>炭、炭治郎くん 杏寿郎さんは
炭治郎>重症ですけど意識はしっかりしてます 善逸 水持ってないか!!
A>良かった
最後に顔だけでも見たい。
立ち上がって杏寿郎さんがいる所に行く。
炭治郎>Aさん 動かないでください!!
杏寿郎さんの目の前に座る。
杏寿郎>A
A>杏寿郎さん 愛してくれてありがとうございました もっともっと貴方と生きていたかった
あぁ、触れたい。
視界が暗くなった。
杏寿郎さんは最後何か言いかけていな。
何を言っていたのだろうか。
炭治郎>Aさん!!!しっかり!
杏寿郎>炭治郎 触れるな お前まで焼ける
じわじわとAの体が焼けている。
これを止める方法はないのか。
愛しい人を目の前で亡くすのか。
「煉獄杏寿郎 鞘に刀を戻せ」
頭の中に響く声。
誰の声だ。
今はそんな事を言っている場合じゃない。
もう限界に達している体を起こす。
炭治郎>煉獄さん!?
左眼が見えない。
いつもAはこの様な視界で鬼と対峙していたのか。
本当に強い。
地面に落ちている黒い鞘。
綺麗に土に刺さっている刀は柄の部分が燃えている。
俺がこれに触れたら燃えて灰になるのか。
考えている余裕もなく手に取る。
温かい。
「杏寿郎さんは私にとって太陽です 私は太陽の黒点だと思ってください 明るい方にも闇はあります それが私です」
自分の持っている日輪刀よりも少し重たく長い刀身を鞘に納める。
善逸>あ 炎が
Aさんを焼いていた炎が消えた。
煉獄さんがAさんの刀を鞘に納めたからだろうか。
炭治郎>かなわないなぁ
善逸>Aさん 微かにだけど心臓の音が聞こえる
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さら - こちらこそありがとうございます!!また煉獄さんのお話書いてくれて嬉しいです!!早速読みます!!頑張って下さい!! (2020年10月24日 22時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - さらさん» さらさん初めまして!こんなに長いコメント本当にありがとうございます とても読みやすいと言って頂けて作者滝泣きでございます。映画見るとまた違いますよね!一応 また煉獄さんのお話を書き始めているので良かったら見て下さると嬉しいです^^ (2020年10月24日 10時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!お話完結おめでとうございます!!とっても読みやすくて感動しました!!映画も泣けてこの作品では結ばれたのでよかったです!!冨岡さん推しですけど、映画見てから煉獄さんめっちゃ大好きになりました!!また鬼滅のお話書いて欲しいです!! (2020年10月24日 1時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルマジロ | 作成日時:2020年10月17日 0時