【鬼滅の刃】灰になる 【煉獄杏寿郎】

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炭治郎＞あの！

A＞はい

炭治郎＞その刀

A＞妖刀です よく分かりましたね

炭治郎＞俺 鼻が良いんです

A＞凄いですね それではまた

炭治郎＞ありがとうございました！

蝶屋敷を出て自分の屋敷よりも先に煉獄家に向かう。

門の前に千寿郎くんがいたので後ろから気づかれない様に近づく。

A＞少し大きくなりましたね

凄く驚いていた。

千寿郎＞Aさん！！

A＞ただいま帰りました

千寿郎＞おかえりなさい

A＞元気でしたか

千寿郎＞はい！ お茶を出すので上がって行って下さい

A＞その前に少し仮眠を取ってもいいですか？

千寿郎＞どうぞ 兄上の部屋にされますか

A＞そうします

杏寿郎さんの部屋にお邪魔する。

そして畳の上に寝転がったら最後 視界はブラックアウトした。



誰かに頭を撫でられている感触。

太陽の様に温かくて大きな手。

知っているこの大きな手を。

まだ重たい瞼を開けると目の前に杏寿郎さんが座っていた。

A＞杏寿郎さん

杏寿郎＞うむ！よく寝ていたな！

障子の向こう側の色は暗く部屋は蠟燭の温かい光が広がる。

自分の体にかかっているのは杏寿郎さんの羽織。

それを握ると自然と涙が零れ落ちた。

A＞会いたかったです 杏寿郎さん

抱きつくと強く抱きしめられる。

杏寿郎＞生きて帰ってくれてありがとう

A＞杏寿郎さんもです

杏寿郎＞あぁ

何も言わずにも重なる影。

触れたかった。

生きている貴方に。








2日後 しのぶちゃんに用事があったので蝶屋敷を訪れると騒がしい声が聞こえた。

道場の方を見ると炭治郎くんと他の男の子2人が鍛錬をしている。

神崎＞A様

A＞あ、ごめんなさい お邪魔しちゃいました

炭治郎＞Aさん！

A＞炭治郎くん こんにちは

善逸＞誰この人 めっちゃ美人じゃん

炭治郎＞柱の人だよ

A＞こんにちは 灰柱の神々廻Aです

善逸＞こ、こんにちは

A＞こちらの方は

炭治郎＞こっちが善逸でそっちは伊ノ助です

伊之助＞お前は強いのか！

胡蝶＞えぇ、Aちゃんはとても強いですよ

A＞ちょっとしのぶちゃん

伊之助＞勝負しろ！赤毛女！

炭治郎＞伊ノ助！Aさんだ！

A＞勝負とは具体的に何を…

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