episode_Seven ページ8
ハリーside＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
赤毛の双子のおかげでコンパートメントにトランクを運ぶことが出来た
が、空いているコンパートメントはもう無かった
最後尾まで探して歩くと、見覚えのある白い男の子が居た
Aだ。どうやら寝ているらしい
もう他に空いている席はなかった
静かに扉を開け、Aと向かい合うように座る
長髪の白い髪、雪のように白い肌、男の僕でも見とれてしまう。Aのペットらしき黒フクロウとは正反対だ
Aの小さい寝息がスースーと聞こえる
しばらく見つめているとコンパートメントの戸が開いて、一番年下の赤毛の男の子が入って来た
「ここ空いてる？」
ハリーの席の隣を指さして尋ねた
「ほかはどこもいっぱいなんだ」
本当に空いているコンパートメントがなかったのだろう
ハリーは頷いて赤毛の男の子は席に腰かけ、ちらりとハリーを見て、何も見なかったようなふりをしてすぐに窓の外に目を移した
「おいロン」
双子の男の子が戻ってきた
「なぁ俺達、真ん中の車両あたりまで行くぜ……リー・ジョーダンがでっかいタランチュラを持ってるんだ」
「わかった」
ロンがもごもご言った
「ハリー」
双子のもう一人の方が言った
「自己紹介したっけ？僕達、フレッドとジョージ・ウィーズリーだ。こいつは弟のロン……あれ？その子は？」
Aを指さして言った
「Aって言うんだ。今は寝てる」
「すげぇなその子……男か女か分かんねぇぜ……全部が白いな」
驚いた様にそう言い「じゃ、また後でな」とコンパートメントから出ていった
「君、ほんとにハリー・ポッターなの？」
ロンがポロリと言った
ハリーはこっくりした
「ふーん…じゃ、君、ほんとうにあるの……ほら……」
ロンはハリーの額を指さした
ハリーは前髪をかき上げて稲妻の傷跡を見せた
ロンはじっと見た
「それじゃ、これが『例のあの人』の……？」
「うん。でも何にも覚えてないんだ」
「何にも？」
ロンが熱っぽく聞いた
「そうだな……緑色の光がいっぱいだったのを覚えているけど、それだけ」
「うわー」
ロンはじっと座ったまま、しばらくハリーを見つめていたがハッと我に返ってあわてて窓の外に目をやった
『……ん』
Aがゆっくりと顔を上げた
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りばーれ(プロフ) - そう言って貰えて嬉しいです(;´༎ຶٹ༎ຶ`)まだまだ全然ですけど暖かい目で見といてください…あと名前アイナナですか…？ (2022年4月1日 22時) (
レス) id: a7d8852f79 (このIDを非表示/違反報告)
とりがー - え、あ、ちょ、あ、神ですね！主様！マジで文章好きなのと、男主君の口調とか好きで、続き気になります！これからも無理せず更新頑張ってください！！！！ (2022年3月31日 18時) (レス) @page27 id: 74261430be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばーれ | 作成日時：2022年3月25日 21時
