episode_forty-two ページ43
ハリーが「透明マント」を羽織ってみせると、首だけが宙に浮いて、身体は全く見えなかった。
『手紙が落ちたよハリー』
ハリーはマントを脱いで手紙を掴み、見つめていた。ロンはマントに見とれている
すると、寝室のドアが勢いよく開いた
と、同時に双子のフレッドとジョージが入ってきたのだ
ハリーの方を見ると、急いでマントを隠していた
「メリークリスマス！」
「おい、見ろよ──────ハリーとAもウィーズリー家のセーターを持ってるぜ！」
フレッドとジョージも青いセーターを着ていた
「でもハリー達の方が上等だな」
ハリーのセーターをフレッドが手に取り、ジョージはAのセーターを手に取って言った。
「ママは身内じゃないとますます力が入るんだよ」
「ロン、どうして着ないんだい？とっても暖かいじゃないか」
「僕、栗色は嫌いなんだ」
気乗りしない様子でセーターを頭から被りながら呻くように言った
「Aのセーターは赤か……赤もいいな。今度ママにお願いしてみるか………」
「この騒ぎはなんだい？」
パーシーがたしなめるような顔でドアから覗いた。腕に持っているもっこりしたセーターと一緒に。フレッドがそれに目ざとく気づいた
「監督生のP！パーシー、着ろよ。僕達も着てるし、ハリーとAのもあるんだ」
「やめろ…いやだ…着たくない」
パーシーの眼鏡がズレるのも構わず、双子が無理やり頭からセーターを被せたのでパーシーはセーターの中でもごもご言った
「いいかい、君はいつも監督生達と一緒のテーブルにつくんだろうけど、今日はダメだぞ。だってクリスマスは家族が一緒になって祝うものだろ」
ジョージが言った
パーシーは被せられたセーターに腕を通さないままの格好で、双子に連行された
『家族仲良くね』
「あぁ。いい休暇になりそうだ」
フレッドが悪戯っぽく言った
「そう言えば、A。君は両親から何を貰ったんだい？」
突然聞かれたその言葉に固まった
ハリーはAの両親が居ない事を知っていた為、ロンの隣で不安そうに俯いた
「ロン……」
『大丈夫だよハリー。僕に両親は居ないんだ。君とハーマイオニーには話してなかったよね』
「え、えっと…僕その……ごめん…A」
『いやいいんだ。言ってなかったしね。こんな話はもうおしまい。ほら、大広間に降りよう』
話の話題を逸らすように笑いながらそう言い、三人で大広間へ降りた
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りばーれ(プロフ) - そう言って貰えて嬉しいです(;´༎ຶٹ༎ຶ`)まだまだ全然ですけど暖かい目で見といてください…あと名前アイナナですか…？ (2022年4月1日 22時) (
レス) id: a7d8852f79 (このIDを非表示/違反報告)
とりがー - え、あ、ちょ、あ、神ですね！主様！マジで文章好きなのと、男主君の口調とか好きで、続き気になります！これからも無理せず更新頑張ってください！！！！ (2022年3月31日 18時) (レス) @page27 id: 74261430be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばーれ | 作成日時：2022年3月25日 21時
