episode_thirty-nine ページ40
「あっ！」
ハリーは聞き逃さなかった。
「ニコラス・フラメルっていう人が関係してるんだね？」
ハグリッドは口が滑った自分自身に強烈に腹を立てているようだった
もうすぐクリスマス。
十二月の半ばのある朝、目覚めればホグワーツは深い雪に覆われ、湖はカチカチに凍りついていた。
皆、クリスマス休暇が待ち遠しかった。魔法薬学の凄まじい寒さの地下牢に行った時は皆、熱い釜に近づいて暖を取った
「可哀想に」
ドラコ・マルフォイが言った
「家に帰ってくるなと言われて、クリスマスなのにホグワーツに居残る奴がいるんだね」
クィディッチの試合以来、マルフォイはますます嫌な奴になっていた。スリザリンが負けた事を根に持って、ハリーを笑いものにしようとしたが、誰も笑わなかった
乗り手を振り落とそうとした箒に見事にしがみついていたからだ
ロンもウィーズリー三兄弟もAも学校に残る事になっていた。ハリーは最高のクリスマスになるだろうと期待していた
魔法薬のクラスを終えて地下牢を出ると、廊下を大きな樅の木が塞いでいた。
ハグリッドが木を担いでいたのだ
「こんにちは、ハグリッド。手伝おうか」
と枝の間からAが声をかける
「いんや、大丈夫。ありがとうよ、ロン」
「すみませんが、そこ、どいてもらえませんか」
後ろから気取った声が聞こえた
『やぁ、ドラコ。』
「ああ、A。まだポッター達とつるんでるのかい？辞めた方がいいね。」
「それにウィーズリー。君は小遣い稼ぎだろうね。ハグリッドの小屋だって君達の家に比べたら宮殿みたいなんだろうねぇ」
『ロン！』
ロンがマルフォイに飛びかかった瞬間、スネイプが階段を上がって来た
「ウィーズリー！」
ロンはマルフォイの胸ぐらを掴んでいた手を離した
「スネイプ先生、喧嘩を売られたんですよ」
ハグリッドが庇った
「マルフォイがロンの家族を侮辱したんでね」
「そうだとしても、喧嘩はホグワーツの校則違反だろう、ハグリッド。グリフィンドールは5点減点。これだけですんでありがたいと思う事だ。」
スネイプがよどみなく言い放った
マルフォイ達はニヤニヤしながら乱暴に木の脇を通り抜けた
「覚えてろ」
ロンはマルフォイの背中に向かって歯ぎしりした
「いつか、やっつけてやる……」
『君たちはどうして仲良く出来ないんだろうね』
「さぁさぁ、元気出せ。もうすぐクリスマスだ」
三人はハグリッドと樅の木のあとについて大広間へ向かった。
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りばーれ(プロフ) - そう言って貰えて嬉しいです(;´༎ຶٹ༎ຶ`)まだまだ全然ですけど暖かい目で見といてください…あと名前アイナナですか…？ (2022年4月1日 22時) (
レス) id: a7d8852f79 (このIDを非表示/違反報告)
とりがー - え、あ、ちょ、あ、神ですね！主様！マジで文章好きなのと、男主君の口調とか好きで、続き気になります！これからも無理せず更新頑張ってください！！！！ (2022年3月31日 18時) (レス) @page27 id: 74261430be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばーれ | 作成日時：2022年3月25日 21時
