episode_twonty-eight ページ29
それから一週間が経った朝、大広間に郵便を配達するフクロウがやって来た。大きな細長い包みをハリーに落とし、もう一羽のフクロウが包みの上に手紙を落とした
ハリーは手紙を開けた
読んだ後、手紙をロンとAに見せた
ハリーの顔は喜びでいっぱいだった
どうやら「ニンバス2000」と言う箒が送られて来たらしい
一時間目が始まる前に三人だけで箒を見ようと、急いで大広間を出たが、玄関ホールの途中で、クラッブとゴイルが寮に上がる階段の前で立ち塞がっていた。ドラコがハリーの包みをひったくって、中身を確かめた
「箒だ」
ドラコは妬ましさと苦々しさの入り混じったような顔つきで、ハリーに包みを投げ返した
「今度こそおしまいだな、ポッター。一年生は箒を持っちゃいけないんだ」
ロンは我慢しきれずに言い返した
「ただの箒なんかじゃないぞ。なんてったって、ニンバス2000だぜ。君、家に何持ってるて言った？コメット260かい？」
Aは額に手をついた
何でコイツらは会った途端に揉めるんだ…と
呆れた様子でハリー達の会話を聞いていた
「君に何が分かるウィーズリー。柄の半分も買えないくせに。兄貴達と一緒に小枝を一本ずつ貯めなきゃならないくせに」
ドラコが噛みついてきた
ロンが応戦しようとしたときに、フリットウィック先生がドラコの肘の辺りに現れた
「言い争いじゃないだろうね？」
先生がキーキー声で言った
「先生、ポッターの所に箒が送られて来たんですよ」
ドラコがさっそく言いつけた
「いやー、いやー、そうらしいね」
先生はハリーに笑いかけた
「マクゴナガル先生が特別措置について話してくれたよ」
ドラコの引きつった顔を見て、ハリーは必死に笑いを堪えていた
「実は、箒を持てたのはドラコのおかげなんです」
大理石の階段の上まで来た時、ハリーは思う存分笑った
「だって本当だもの。もしマルフォイが思い出し玉をかすめていなかったら、僕はチームには入れなかったし……」
「それじゃ、校則を破ってご褒美を貰ったと思ってるのね」
背後から怒った声がした
グレンジャーだった。ハリーが持っている包みを睨みつけ、距離を詰めてくる
「僕たちと口効かないんじゃなかったの？」
「そうだよ。今更変えないでよ。僕達にとっちゃありがたいんだから」
『ハリー、ロン。辞めなって』
すぐにそれを制するが、グレンジャーはツンとそっぽを向いて行ってしまった
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りばーれ(プロフ) - そう言って貰えて嬉しいです(;´༎ຶٹ༎ຶ`)まだまだ全然ですけど暖かい目で見といてください…あと名前アイナナですか…？ (2022年4月1日 22時) (
レス) id: a7d8852f79 (このIDを非表示/違反報告)
とりがー - え、あ、ちょ、あ、神ですね！主様！マジで文章好きなのと、男主君の口調とか好きで、続き気になります！これからも無理せず更新頑張ってください！！！！ (2022年3月31日 18時) (レス) @page27 id: 74261430be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばーれ | 作成日時：2022年3月25日 21時
