episode_twonty-for ページ25
涙でぐちゃぐちゃの顔をしたネビルは、手首を押さえ、先生に抱き抱えられるようにして、よれよれになって歩いていた
二人がもう声の届かないところまで行った途端、マルフォイは大声で笑いだした
「あいつの顔見たか？あの大まぬけの」
他のスリザリン寮生達もはやし立てた
「やめてよ、マルフォイ」
パーバティ・パチルが咎めた
「へー、ロングボトムの肩を持つの？パーバティったら、まさか貴方がチビデブの泣き虫小僧に気があるなんて知らなかったわ」
気の強そうなスリザリンの女の子、パンジー・パーキンソンが冷やかした
『それは無いんじゃないかな』
パーバティの肩に手を置きながらAが言った
「貴方はパーバティに気があるのね」
ニヤニヤしながらこちらも冷やかした
『僕には勿体ないよ。君も彼の事が好きなんだろう？』
少し離れた所に居るドラコの方をチラリと見て、微笑んだ
パーキンソンは真っ赤な顔でこちらを睨んだ
「な、何なのよアンタ…気味悪いのよ…その包帯！どうせ自分の醜い目を見せたくないから巻いてるんでしょう!!?」
そう言ったパーキンソンに、他のグリフィンドール生が怒った
『あはは…そう言われるのもしょうがないよ。あながち間違ってはないからね。でも女の子がそういう言葉を使うのはどうかと思うな』
『君も可愛いんだから女の子らしくしないと彼に振り向いて貰えないよ？』
ニコリとそう笑って言った
真っ赤な顔をさらに真っ赤にし、フンっと鼻を鳴らした
『大丈夫？』
パーバティの方を向き直った
真っ赤な顔で俯いて、小さな声で「ありがとう」と呟いた
グリフィンドール生に眼をやると、信じられない、という顔をしていた
「あのパグ顔のパーキンソンが可愛いだって？君どうかしてるよ……」
シェーマスがそう言った
Aは苦笑いをしてハリー達の方を向いた
ドラコがネビルの思い出し玉を持っていた
「ロングボトムのばあさんが送ってきたバカ玉だ」
「マルフォイ、こっちへ渡してもらおう」
ハリーの静かな声に、誰もが口をつぐんで二人に注目した
ドラコはニヤリと笑った
「それじゃ、ロングボトムが後で取りにこられる所に置いておくよ。そうだな…木の上なんてどうだい？」
「こっちに渡せったら！」
ハリーは声を荒らげた
ドラコはひらりと箒に乗り、飛び上がった。上手に飛べると言っていたのは確かに嘘では無かった
「ここで取りに来いよ、ポッター」
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りばーれ(プロフ) - そう言って貰えて嬉しいです(;´༎ຶٹ༎ຶ`)まだまだ全然ですけど暖かい目で見といてください…あと名前アイナナですか…？ (2022年4月1日 22時) (
レス) id: a7d8852f79 (このIDを非表示/違反報告)
とりがー - え、あ、ちょ、あ、神ですね！主様！マジで文章好きなのと、男主君の口調とか好きで、続き気になります！これからも無理せず更新頑張ってください！！！！ (2022年3月31日 18時) (レス) @page27 id: 74261430be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばーれ | 作成日時：2022年3月25日 21時
