episode_fourteen ページ15
「新入生じゃな。これから組み分けされるところか？」
ゴーストの太った修道士が一年生に微笑みかけた。数人の新入生が黙って頷いた
「ハッフルパフで会えるとよいな。わしはそこの卒業生じゃからの」
と修道士が言った
「さぁ、行きますよ」
厳しい声がした
「組み分け儀式がまもなく始まります」
マクゴナガル先生が戻ってきたのだ。皆、一列になり、先生に着いて行った。一年生は部屋を出て再び玄関ホールに戻り、そこから二十扉を通って大広間に入った
そこには不思議な光景が広がっていた
何千というろうそくが空中に浮かび、四つの長テーブルを照らしていた。テーブルには上級生達が着席し、キラキラと輝く金色のお皿とゴブレットが置いてあった
広間の上座にはもう一つの長テーブルまで一年生を引率した。一年生を見つめる何百という顔がろうそくのチラチラする明かりで青白いランタンのように見えた。
天井はビロードのような黒い空に星が点々と光っていた
マクゴナガル先生が一年生の前にだまって４本脚のスツールを置いた。椅子の上にはとんがり帽子が置かれた
帽子がピクピク動いたかと思うとつばのへりの破れ目がまるで口のように開いて帽子が歌い出した
グリフィンドールに行くならば
勇気あるものが住まう寮
勇猛果敢な騎士道で他とは違うグリフィンドール
ハッフルパフに行くならば
君は正しく忠実で
忍耐強く真実で
苦労を苦労と思わない
古き賢きレイブンクロー
君に意欲があるならば
機知と学びの友人を
ここで必ず得るだろう
スリザリンはもしかして
君はまことの友を得る
どんな手段を使っても
目的遂げる狡猾さ
帽子が歌い終わると大広間にいた全員が拍手喝采をした。四つのテーブルにそれぞれおじぎして、帽子は再び静かになった
「Aの言う通りだ！フレッドのやつ、やっつけてやる。トロールと取っ組み合いをさせられるなんて言って」
ロンが囁いた
マクゴナガル先生が長い羊皮紙の巻紙を前に進み出した
「名前を呼ばれたら、帽子をかぶって椅子に座り、組み分けを受けてください」
「アボット・ハンナ！」
ピンクの頬をした、金髪のお下げの少女が転がるように前に出てきた。帽子を被ると目が隠れるほどだった。腰掛けた。一瞬の沈黙…
「ハッフルパフ！」
と帽子が叫んだ
Aは口の端を上げながらその様子を見ていた。
『面白いじゃん』
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りばーれ(プロフ) - そう言って貰えて嬉しいです(;´༎ຶٹ༎ຶ`)まだまだ全然ですけど暖かい目で見といてください…あと名前アイナナですか…？ (2022年4月1日 22時) (
レス) id: a7d8852f79 (このIDを非表示/違反報告)
とりがー - え、あ、ちょ、あ、神ですね！主様！マジで文章好きなのと、男主君の口調とか好きで、続き気になります！これからも無理せず更新頑張ってください！！！！ (2022年3月31日 18時) (レス) @page27 id: 74261430be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばーれ | 作成日時：2022年3月25日 21時
