【第十一訓】いやいやいやナイって! ページ6
なにも手につかない。
あのあと、総悟にあの餓鬼が銀の子ではないと何度も説明された。
あれが銀の子でないのだとして、
銀の子は、あんな見た目をしているんだろうな、なんて勝手に彼の未来を考えて勝手に気落ちしたのだ。
全部全部、女々しくて気持ちの悪いこの訳の分からない感情のせいだ。
銀もいつかは結婚して、あんな可愛くて似ている子を腕に抱くのだろうか。
その時俺は、。
『あ…、また間違えた』
報告書のミス。これで何回目だ。
ペンを頬り投げ、あ゛ー と呟きながら寝転がる。
なんでこんなに銀のことを考えてんだ。
銀はただの友達だ。
それならなんで銀の未来を考えてこんなに胸が苦しくなる?
訳が分からない…。
唸っていると誰かが障子の前に立った。
沖「Aさん、入りやすぜィ」
障子を開けた総悟はそっと俺に近寄るとあぐらをかいて座った。
沖「報告書、全く終わってないじゃないですかぃ。手伝ってやりやしょうか?」
『ばーかお前もどうせ貯めに貯めてんだろ』
沖「あり、ばれてる。」
小さく笑った総悟をみて笑い返すも総悟はすぐに表情を真面目なものにかえる。
沖「Aさんは、……旦那のことが好きなんですかィ?」
『は!?』
思わず起き上がり総悟の顔を見つめるがふざけた様子はなく至って真剣だ。
沖「違うんですかィ?」
『ち、げぇよ、なんであんな天パ!俺とあいつは…ただの..友達だから』
沖「………、ただの友達が、餓鬼抱いた相手見てあんなに死にそうなほど傷ついた顔しやすかねィ」
……そんな顔してたんだ。
沖「ねぇAさん。アンタにとって、旦那はなんなんですかィ。」
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おと姫と愉快なサカナたち(プロフ) - 見廻組の零番隊隊長さんとの絡みもっと欲しいです! (2020年2月12日 21時) (レス) id: e21618e8ed (このIDを非表示/違反報告)
りう(プロフ) - 魅力さん» R18の短編の方で書かせていただきますね。リクエストありがとうございます。 (2018年6月6日 8時) (レス) id: c9b32175c1 (このIDを非表示/違反報告)
魅力 - 神威と本番やって! (2018年6月3日 9時) (レス) id: 0d61db9448 (このIDを非表示/違反報告)
りう(プロフ) - こんぺーとーさん» 遅ばせながら更新させていただきました!これからもご愛読いただければと思います! (2018年5月28日 12時) (レス) id: c9b32175c1 (このIDを非表示/違反報告)
りう(プロフ) - 絢さん» 御返事遅くなってしまい申し訳ございません!ありがとうございます! (2018年5月28日 12時) (レス) id: c9b32175c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りう | 作成日時:2017年8月2日 21時