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ゴールデンレトリバー ページ4





小野寺「Aさん!」

「おお、太志久しぶり」

小野寺「聞いてないっすよ全日本に来ること」

「あれ言ってなかったっけ?私は知ってたよ、太志がいること」

小野寺「言ってくれればよかったのに…」




小野寺太志は大学時代の1つ後輩。

あまり目立つほうではなかった私に気づいて、綺麗なセットアップだと褒めてくれた人。

チームメイト以外に褒められることなんてなかった。

私のトスを打ったことがある人たちからは信頼されていたとは思うけど。

だから正直、太志の存在にめちゃめちゃ助けられた。

…絶対言ってやんないけど。




西田「太志さん、知り合いなんすか?」

小野寺「うん。大学時代の先輩」

西田「ちわっす!俺、西田有志っていいます!」

「あ、君が西田くん?…思ったより小さいな」

西田「なっ!でもAさんより俺の方が高いっす!」

「まー私は女子だから」




女子と張り合うなよ西田〜、と石川さんが言う。

それにつられて太志が西田くんの頭を撫でた。

あからさまにしゅんとする西田くん。うん、かわいい。

太志と西田くんが並ぶとまるで犬みたいだ。

ゴールデンレトリバー。ぴったり。




「あ、ねぇ、これから自主練?」

小野寺「はい、俺らは結構残ります」

「わかった。ちょっと見ててもいい?」

小野寺「ああ、いいと思いますよ。一応キャプテンに聞いてみてください」

「…えーっと、柳田さんだよね?」

小野寺「そうっす」

「…話せるかな」

小野寺「…呼びましょうか?マサさーん!」

「あ、ちょ!」




緊張している私を面白がって太志が叫んだ。

太志の呼ぶ声に気づいた柳田さんが、駆け寄ってくる。

ダメだ。高校の時に比べたら桁違いにかっこよくなってる。

なんか男らしさが増した。




柳田「どした?」

小野寺「Aさんが用があるらしいです。俺自主練行きますね」

「は、ちょちょちょちょっと待て太志!」


逃げようとする太志を捕まえて、柳田さんに背を向け小さい声で話した。




相変わらず→←若さ



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エマりん - 読んだら感想を仲良し芸能界で! (2020年2月9日 7時) (レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - エマりんさん» ありがとうございます!はい、読みたいです! (2020年2月9日 7時) (レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
エマりん - 貴方の作品を見てみてすごいと思いました!だから私の作品も見てほしいなぁって思いました…読んでくれる?作品名は仲良し芸能界です!高評価お願い! (2020年2月9日 7時) (レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - エマりんさん» ありがとうございます!!はい!ぜひ!友達申請お待ちしております!! (2020年2月9日 7時) (レス) id: a7ed6a47fc (このIDを非表示/違反報告)
エマりん - めちゃくちゃ良かったです!友達になりませんか? (2020年2月9日 7時) (レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年10月23日 21時

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