天使と名高いあの人【東京リベンジャーズ】 (ページ2)

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ここで私のざっくりとした生い立ちを話していこうと思う。

1987年8月29日に双子の姉としてこの世に誕生した。

生まれて数年後
母の知り合いであった大阪のヤクザへと養子に
双子の弟は連れていくことが出来ず、生き別れとなった。
当時2歳である。

大阪へと養子に行き十数年
養父の元で経済学や
部下の使い方。
シマ間共通の暗黙のルール。
簡単な武術に喧嘩の仕方。
身体作り。
ドスやチャカの入手ルートに取引方法。
そして交渉や人心掌握術に至るまで、

様々な事を後継として教育して貰った。
誰もが私が次期組長だと疑わなかった。

だが、私が16になる歳の春に養父に実子が生まれた。
直系の男の子
養父はその子を晴臣(はるおみ)と命名し、次期後継者としての教育を施す事を発表した。

当然私に着いてくるつもりだった者たちは反対した。
が、私はそれを快く受け入れ反対した者たちを諌めた。
養父の葛藤、謝罪
それらを養父は私への相談として聞いていたからだ。

組長が次期組長、娘に頭を下げる現場を部下に見せてしまえば周りの組に侮られてしまう。
そう言ったのは私だった。

私はそれを機に、養父の苗字を返却し実名へと戻した。

そして、養父の力の無いところで自身の勢力を作り出したい。
養父に相談し、東京都目黒区への進出を果たした。

コネの無い土地で
表は自身の勢力を作り上げ、
裏と関わる時は養父に相談した。

私の名前は目黒区では有名なものとなった。

＿＿＿＿＿＿＿黒川 A。

それが私の名だ。