22話の氷漬け ページ24
それからまた、全員で集合する機会があった、が。
「確かにみんな、サッカーを始めたばかりだから戸惑うこともあるだろう。でも、基礎練習をしっかりやれば必ずうまくなる!一緒に頑張ろう!」
「「……」」
「……」
みんなのやる気があまりにもなさすぎて、どうにもならない。
翌日も練習には四人しか集まらないのだから、キャプテンたちはお手上げだろう。
「人数少ないね〜」
『…仕方ない』
「…ほかの連中は?」
「来てません」
『…入団契約のせいだと思う』
「入団契約…?」
…このことも、雷門の三人は知らないのか。
『…一回戦を勝つまでは、練習には必ず参加しなくてはならなかったが…そのあとは試合まで、自由にしていいという契約のこと』
「!」
「……」
「そんなこと、誰が決めた!」
声を荒げた神童の疑問に私が答える前に、有難くもその張本人がやってきた
「…私だ」
「監督!」
「何故です!何故そんな契約を…!」
しかし監督は神童の疑問に答えず、キャプテンのほうを向いて言った。
「…キャプテン、練習開始だ」
「えっ、でも全員集まってないんですが…」
「彼らを待つ必要はない」
「…!…はい、練習メニューは…」
「…お前たちで決めろ」
それだけを告げて、足早に監督は去っていった。…謎の多い人だ。
『…まさか、この状況を放っておくとは』
「これが監督のすることなのか…!?」
「ホント…わけ分からないよね」
「!野咲さん…」
「さくらでいいよ!…そういえば、新体操やってた時もいたっけ。練習来ない子」
「!俺、みんなを呼んでくる!」
そういって走っていこうとするキャプテンの腕をつかんだのは、さくらだった。
「ね、私達だけで始めましょうよ!」
「で、でも…」
「監督もそういってたじゃない?」
「だけど…」
そんな攻防の末、後ろから聞こえたのはマネージャーの声だった。
「私が行ってくる!」
「葵…」
「私がほかのみんなを呼んでくる!天馬たちは先に始めてて!」
「ありがとう、葵!」
「ほら、やる気のある人達だけでやっちゃお!ね、神童さん!剣城くんも!」
「あ、あぁ…」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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天照ノ巫女(プロフ) - デルタ((優嫁さん» うん!でもコメント欄はチャット禁止らしいから(長い)こみゅ~のほう行くね! (2015年2月12日 19時) (レス) id: 1795f43136 (このIDを非表示/違反報告)
天照ノ巫女(プロフ) - デルタ((優嫁さん» わーい\(^o^)/嬉しい~。これからも頑張ろうね!なんか色々 (2015年2月12日 18時) (レス) id: 1795f43136 (このIDを非表示/違反報告)
天照ノ巫女(プロフ) - デルタ((優嫁さん» 私が忘れられてたら…とかは思ったよ(笑) (2015年2月2日 23時) (レス) id: 1795f43136 (このIDを非表示/違反報告)
天照ノ巫女(プロフ) - デルタ((優嫁さん» 覚えてるよ~(>.<)わー、でも安心 (2015年2月2日 22時) (レス) id: 1795f43136 (このIDを非表示/違反報告)
天照ノ巫女(プロフ) - デルタ((優嫁さん» パソコン…私のまわりはパソコンが壊れる人が多い!←私のせいなのか!まぁ、でもよかったですよ… (2015年2月2日 21時) (レス) id: 1795f43136 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2013年8月1日 13時