20話の氷漬け ページ21
「お前はもっと自分から動くべきだ」
『…コンプレックスなんだ』
「!」
『しようと思えば出来るかもしれない。だが、もしできなかったら…、私は、兄さんに合わせる顔がない。指示を完璧にこなすだけでも、…充分だろう』
「…完璧と呼ばれているのにか?」
『…勝手に言われているだけ』
実際私はバトントワリングの大会にしか出たことがない。だから、その噂に証拠はない。
『…その代わり、指示は聞く。指示通りに動く。最低限の判断と行動は、約束する』
「…!」
*
「まだまだ一点!取り返していくぞ!」
後半、相手のキックオフで試合再開。
…だが早速ボールは弾かれて、どちらのものでもなく転がっていく。
そのボールを取ったのは、瞬木。
だが誰も続けて上がっていないため、孤立してしまった。
そして私や剣城、キャプテンはマークされていてちっとも動けない
他のメンバーでは…韓国の選手は止められない、かもしれない。
それに…いくら瞬木が求めても、だれもパスを出さないのだから。
『……兄さん、どうしたら…』
──そんな中痺れを切らしたように、キャプテンが大きく声を上げた
「____何をやっているんだ!!」
「「!」」
「みんな、こんなサッカーをやってたら勝てない!どうして瞬木のフォローに入らないんだ!同じフィールドにいる以上、仲間じゃないか!
仲間のことが信用できなくてどうするんだ!瞬木はどんな扱いをされても、必死に戦ってる!
よく見るんだ!このフィールドで起こっていることを…!」
『……』
瞬木は、必死に戦っている。
何度倒されても、ひたすら、弟たちのために。
そしてキャプテンの言葉に、少しずつチームを纏う雰囲気が変わっていく。
「さっきのこと…、何かの、間違いじゃないかな…?」
「…確かに…、よく考えれば彼奴がどんな奴かなんて、関係ないだろ」
相手が誰だろうと、フィールドに立てば同じ仲間。キャプテンは、そう言いたいのだと思う。
「瞬木!」
「!」
ついに、瞬木のパスは鉄角へつながり、そこから順々にボールが回っていく。
『……』
「私達も行くわよ!」
…そして全員が瞬木と共に戦っている。相手の攻撃も、上手く防げているだろう。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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天照ノ巫女(プロフ) - デルタ((優嫁さん» うん!でもコメント欄はチャット禁止らしいから(長い)こみゅ~のほう行くね! (2015年2月12日 19時) (レス) id: 1795f43136 (このIDを非表示/違反報告)
天照ノ巫女(プロフ) - デルタ((優嫁さん» わーい\(^o^)/嬉しい~。これからも頑張ろうね!なんか色々 (2015年2月12日 18時) (レス) id: 1795f43136 (このIDを非表示/違反報告)
天照ノ巫女(プロフ) - デルタ((優嫁さん» 私が忘れられてたら…とかは思ったよ(笑) (2015年2月2日 23時) (レス) id: 1795f43136 (このIDを非表示/違反報告)
天照ノ巫女(プロフ) - デルタ((優嫁さん» 覚えてるよ~(>.<)わー、でも安心 (2015年2月2日 22時) (レス) id: 1795f43136 (このIDを非表示/違反報告)
天照ノ巫女(プロフ) - デルタ((優嫁さん» パソコン…私のまわりはパソコンが壊れる人が多い!←私のせいなのか!まぁ、でもよかったですよ… (2015年2月2日 21時) (レス) id: 1795f43136 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2013年8月1日 13時