加賀i美ハiヤト 4 ページ43
電話越しでも伝わる優しい声音に泣きそうになる、よかった、見捨てられてなかった。
ごめんなさい、こんな事が言いたい訳じゃないのに、口から謝罪の言葉ばかり出てきてしまう。
「逆に私が感謝すべきですよ、あの企画が潰れていたら、確実に我が社も痛手でした」
まぁそのくらいへっちゃらですけどね、とおちゃらけて見せる社長、これ以上ぐずぐずしても仕方ないな
「っありがとう、ございます……」
やっと言えた感謝の言葉に、社長は満足げにいえいえ、とわざと軽く答える。
「それで、Aさん。もう会議は終わったんですよね？」
「そう、ですね。今から帰る所です。」
どうしたんだろう、流石に今から内容のまとめなどはできない、すぐにでも布団に寝転がりたいのだが。
「じゃあ、もううち来れますよね」
今から！？私が驚いている間に、待っていますからね、と念を押しされて通話は切られてしまった。
そんな事言われたら、行かないわけにはいかないじゃん
なんて強がってみても、本当はそう言ってほしかった自分がいる
本当に、社長には敵わないな、
歩き出した私の足取りは軽い、このままどこまでも飛んでいけそうだ
とまあ、社長の家の前に着いた、のだが。
あまりにも巨大なマンションに目を白黒させてしまう、これが俗に言うタワマンというやつなのか、
先程どこまでも飛べそうだとなんて言ったけど撤回しよう、この高さは絶対に無理
私はエレベーターに乗ると社長の住んでいる階のボタンを押す
ボタンの数の多さに、また目眩すら感じそうだ
チーンというオシャレな音と共に到着を知らせてくれる、加賀美の文字を探すとすぐに見つかった
別にもう社長は帰宅してるんだし、使う必要はないけど
なんと無く合鍵を使う、っていう彼女みたいなことがしてみたくて、私はポケットから取り出したそれで鍵を回す。
ガチャリと音を立てて鍵が開いた、お邪魔します、と控えめに声を上げて中に入る
「お待ちしていましたよ」
いつもと違ってラフな恰好に眼鏡をかけた社長が現れた
なんというか、とても攻撃力が高い
私の頭のどこかのパラメータが仕事の疲れと社長の色気によって限界突破してしまったのだろう、ふらりと目眩がしてよろめく
大丈夫ですか、と手を差し伸べられる
その手を取ると、社長はとりあえず座ってください、と私をソファーに座らせてくれた
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水桜時 - リクエスト失礼します。卯月コウでお願いしてもいいですか？（できれば学パロで放課後遊びに行く〜みたいな感じで） (2023年4月14日 18時) (
レス) id: 9943baf392 (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも(プロフ) - たまさん» まさか世界平和が訪れていたとは((感想本当にありがとう御座います！めちゃくちゃ励みになります、、！ (2021年9月12日 20時) (レス) id: b7184e5adb (このIDを非表示/違反報告)
たま - めっちゃ助かりました。ありがとうございます。最近の荒んでいた心が落ち着いて地は浄化され、川はせせらぎ、風が爽やかに吹き、地球が救われました (2021年9月12日 13時) (レス) id: ba3a5d47c2 (このIDを非表示/違反報告)
カルタ(プロフ) - めっちゃ面白いですね！でもかなかなとガッくんが怖すぎてカッコいいどころじゃなかった……ww (2021年8月19日 17時) (レス) id: a23bff774f (このIDを非表示/違反報告)
景璃(プロフ) - ししゃもさん» ありがとうございます!これからも頑張ってください！待ってます！ (2021年8月15日 1時) (レス) id: 4f4ca6d63e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ししゃも | 作成日時：2021年8月4日 22時
