38.我々な皆さん ページ40
A side
ゾムくんに連れられて私は今、総統室の前にいる
時刻は夕方、いつもなら夕食を準備してる頃だ
心臓がばくばくしてる
zm「そんな緊張せんでも大丈夫やで。」
隣で笑いかけてくれるゾムくん
違う、緊張じゃなくて、殺されないかが心配なんです…
ひとつ深呼吸をして心を落ち着かせる
『ええ、ありがとう』
ゾムくんが3回、コンコンコンとノックをして
zm「連れてきたでー」
軽い声でドアを開けた。
私を刺す、視線、視線、視線…
そこには好奇心や嫌悪感、はたまた無関心が。
gr「ようこそ、A。さっきぶりだな？」
総統様が私に笑いかけてくる
相変わらず彼の紅い瞳は威圧的だった
『先程は不躾な態度、身勝手な行動、失礼しました、総統様。』
私は恭しく頭を下げた
gr「あぁ、もういい、そんなの。俺が今聞きたいのはメイドになるか、この中の誰かの嫁になるかだ…」
あれ？インカムでは嫁になることゾムくんは伝えてなかった気がするんだけど…
どういうこと？という疑問を込めて隣に立つゾムくんを睨む
zm「あぁ、すまん。ダダ漏れやったみたいやわ…シッマが繋いでくれたおかげで気づいてそこで切ってんけどな。」
私の考えを理解したように話す
もちろん、子供っぽい笑顔でね。
『嘘でしょ、あの会話全部聞かれてたの？やっぱり…馬鹿なの？』
はぁ、呆れた。馬鹿もここまで通り越したらもはや清々しいわ…
そこで、みんなの視線に気づく
今回は好奇心じゃなくて、驚きの目が、視線が私に刺さる
？？「なんで、ゾムにだけ敬語ないん？」
kn「ずるいわー、」
sha「俺もなし話してや！」
os「お茶会しよ？」
あ、馬鹿はスルーなんだ。
1人なんか違う人がいるのは無視する…ことにしよう。
『あのー、その前に名前だけ教えてもらってもいいですか？』
半数の人の名前がわからない。
メイドになるにしろ、嫁になるにしろ、名前は聞いておかなきゃ。
なる気はないけど…
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かい - 超面白いです！これからもがんばってください！応援してます！ (2020年2月20日 11時) (
レス) id: caec64c12b (このIDを非表示/違反報告)
ふう - いやあ神 続編でも頑張ってください (2019年6月29日 8時) (レス) id: da15e78cef (このIDを非表示/違反報告)
凛月香(プロフ) - シークさん» ほんとですか！？ありがとうございますー！！いや、色々とガバガバですけどw (2019年4月29日 10時) (レス) id: 7680aed55f (このIDを非表示/違反報告)
シーク - 面白いですね！なんでそんなに面白いんだよ！いいな… (2019年4月29日 7時) (レス) id: 53ffefb49f (このIDを非表示/違反報告)
凛月香(プロフ) - 零汰。さん» アドバイス、励まし、ありがとうございます！あ、やっぱりそうですよね()読みづらくてごめんなさい。時間が出来ればまた訂正させてもらいますね！ (2019年4月9日 20時) (レス) id: 7680aed55f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛月香 | 作成日時：2019年3月21日 0時
