60.紫の彼 ページ17
sha side
自室に戻ってきた
Aとの距離がやっと少し縮まった気がする
顔がニヤける。
Aが俺の名前を呼んでくれる、
俺を見てくれる、
笑ってくれる
それだけで、満たされた気がした
ただの思い上がりでしかないんやけど。
sha「このままじゃ…嫌や」
これからが勝負、やんな。
✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩
A side
コンコンコンッ
右隣の部屋をノックする
すぐに扉は開き、紫色の彼…ではなく、何故かゾムが出てきた
『へ？』
zm「Aやん、どしたん？まぁ、入りや」
さも自分の部屋のように私を招く
何してるんだ、こいつは。
『えーっと、ショッピ様は？』
1歩踏み出し、部屋に入るとふわっと香る煙草の香り
…懐かしい、と思ったのは気の所為。
ゾムはほっといて目的の人物を探し、辺りを見回す
syp「そんな堅苦しいのやめてくださいよ、」
部屋の奥から顔を覗かせ、呟くショッピ様と目が合う
今更だが幹部達はみんな堅苦しいのを嫌う
幹部なんだからもっと威張ってもいいと思うんだけど…
まぁ、そうしないのがこの国の幹部の良いところだよね。
syp「ゾムさんも呼び捨てなんでしょう？俺もそうしてください」
いつの間にかショッピ様が目の前に立っていた
『え、あの、ショッピ様も敬語やめて欲しいんですけど…』
彼の綺麗な紫の目に覗き込まれて、一瞬、引き込まれる
syp「…Aさんがやめたらそうします」
少し返答に詰まったが、すぐに笑う彼。
煽りが得意そうだね。
『…はい、じゃなくて、わかった。ショッピくん、でいい？』
syp「いいっすよ。よろしく、Aさん。」
まだ敬語な気がするのは気の所為でしょうか…
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かなぐ＄an(プロフ) - すこすこのすこです！！応援してます！ (2019年7月6日 16時) (
レス) id: 0d52bdb036 (このIDを非表示/違反報告)
ふう - え?うつせんせおうぞく?え?じゃあにくしん? 凛月香さん頑張ってください!おうえんしてます! (2019年6月29日 9時) (レス) id: da15e78cef (このIDを非表示/違反報告)
凛月香(プロフ) - にあさん» どこがですかぁー…。でもありがとうごさいます！！私もびっくりしてます(( (2019年5月28日 0時) (レス) id: 7680aed55f (このIDを非表示/違反報告)
にあ - 文才の塊ですか。スパイとはびっくりしました！ (2019年5月27日 19時) (レス) id: 8ce9273717 (このIDを非表示/違反報告)
ロシス - 凛月香さん» 私じゃなくて、凛月香さんが神様なんです！こちらこそ、よろしくお願いします！！ (2019年5月11日 15時) (レス) id: 235877c413 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛月香 | 作成日時：2019年4月2日 12時
