赤髪の後輩に愛される黒髪さん【eiji】

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エイジside

打ち合わせがあり朝から事務所にメンバーみんなと来ていた。

その打ち合わせも終わり社員の人たちと少し話をしているとそらがいなくなっていた。

まぁあいつ打ち合わせ終わるといつもタバコ吸いに行くから気にしなくても大丈夫か。

ﾎﾟｷﾎﾟｷ
聞きなれた着信音が聞こえて緑のアイコンをタップすると相手はそらだった。


そらちぃ昼飯姉御と行くからタクシー呼んどいて。

は？
Aさん事務所にいるの？

てか、飯行くって二人で？

そう思うと嫉妬という醜い感情が湧き出てきた。

そらちぃあ、飯行くのみんなだから嫉妬すんなよ?笑



...。

エ｢んだよ！｣

ツ｢なに笑｣
リ｢いきなり怖いんだけど笑｣

エイジ言葉がたんねぇんだよばか。
エイジ...店いつものとこ予約しとく。

アプリを閉じて店に電話をして予約する。

ツ｢どっか行くの？｣

エ｢そらから連絡あって姉さんと昼飯行く約束したからみんなで行くってさ。｣

リ｢まじ！？昨日のお礼してないからちょうどいいね！｣

ツ｢確かに！はやくいこ！｣

はしゃいでる二人を見たら嫉妬なんてどうでもよくなった。


.


.

それから呼んでおいたタクシーに乗り店に向かった。

そらが来た時に一緒にいると思っていたAさんがいなくてそらに聞くと今日はバイクで来ているからそのバイクで店に向かうということだった。



店に着くとバイクに背中を預けながらタバコを吸っているAさんがいた。
本当にAさんの仕草とか行動は何か惹かれるものがある。

俺がボーっとしている間にバイクの話で盛り上がっていた。

貴｢免許取ったら乗せてあげるよ笑｣

エ｢じゃおれ免許持ってるから乗せてもらおうかな笑｣

Aさんの顔の横からのぞき込むと少し驚いた様子だったが、すぐいつも通りの笑顔を見せた。

でもその笑顔がいつもより少しぎこちなかったように感じたのは気のせいだろうか...。

...ちょっとは昨日のこと気にしてくれたかな。


貴｢今日はこれに乗ってきちゃったからまた今度ね笑 さっ！お腹空いたから早くご飯食べに行こ笑｣

バイクに張り付いていた三人をはがして店に入っていく。
その様子はいつもと変わらなくてやっぱりか...て感じだった。




店に入りそらがニヤニヤしながら俺をAさんの横に座らせた。





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