【あんスタ】だ い す き だ か ら 【朔間凛月】

にじゅういち ページ22

･





俺が奏くんの目の前に立っても、退く様子はない。



凛｢…どういうつもりなの？



特別のクセに｣





そう聞けば、笑みを続けながら、奏くんが口を開く



深｢おや、ぼくが『とくべつ』だとしってたのですね♪


だったら、なにもすることはありません。ぼくはいくとしましょう〜｣



ゆっくり、扉から離れる



奏くんは何がしたかったの…？






そう思ったけど






まぁいいや






幸い、日はまだ半分まで沈んでない







凛｢…よかった


まっててね、A｣



今、巻き戻すから





あ




今回の代償はあんずへの喪失感がいいなぁ






なんて







『＿＿＿＿＿＿＿＿＿君と、一緒に』









ぐにゃり





再び視界が歪んだ








･








･






｢かれ、ぼくが『とくべつ』だとわかってるみたいですよ〜｣



どうします？



そう言って少年は、隣にいる人形師に尋ねる



｢どうするもなにも…私たちの行動に変更はないのだよ｣



にやり、少年は人形を弄りながら笑う





そして





空間が歪んだ

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