終わりじゃない(初松田sido㊗i) ページ29
「おっさん。これから聞くことには正直に話せよ。」
「もちろんだ。なんでも答えてやるぞ。どっちにしろ結果は変わんねえからな。」
男と対面したのは今日が初めてだが、気味が悪いな。
「名前は？」
「森田史郎。」
「年齢は？」
「40。」
こんくらいでいいか。
「AAという人間を知ってるか？」
「知ってる。」
なんでこいつこんなにも余裕なんだよ。
「どういう関係だ？」
「父親と知り合いでな。」
Aを知ってんなら、あれを出してみるか。
後ろに声をかけ制服の警官から受け取ると、森田のほうに差し出す。
「単刀直入に聞く。これを書いたのはお前か？」
「これは、本人も読んだか？」
「質問に答えろ。」
「ああ書いた。書いたよ。困ったな、あいつに見てもらわないと意味がないのに、、。」
「あいつってAAの事か？」
「そうだ。恐怖心を抱かせるために書いたのにこれじゃあ意味がない、、。」
Aを狙っての犯行だと自供した森田に対し怒りが湧いてくる。一体なんのために？なぜ？
「７年前の復讐って何のことだ？７年前にお前とAAの間で何があった？」
「７年前に起こった米花公園での爆破事件。1人死んでたなあ。」
何を言い出すんだこいつ、、。
「まさか、、。」
「その爆破事件。犯人は現行犯で捕まったな。」
「はっきり言え！！」
「確か、懲役７年の有罪判決を受けたなあ。今年で丁度7年か。釈放されて自由の身になった犯人は、今度は何をすると思う？あんた刑事なんだろ？推理とやらを見せてくれよ。」
そんなの推理するまでもねえじゃねーかよ、、。
「お前のその余裕ぶった態度を見るに、もう復讐は済んだのか？」
「いーや？まだだ。」
ぶん殴ってやりてえ衝動を抑えるのに必死で質問が上手くできてるか分かんねえ。落ち着け俺。まだこいつの思い通りにはなってねえんだ。まだ時間がある。
「米花町2丁目の至る所に時限式爆弾を仕掛けた。そのうち1つは遠隔式だ。」
「なんだと、、。」
「ついでに言うと、そのスイッチは俺は持ってねえからな。」
「じゃあだれが持ってんだ！！言え！！！！！」
「さあなあ。どっかに落としちまったみてえだ、、。くふふ笑あーはっはっは！！」
「てんめえ、、、！」
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甘川カズ子(プロフ) - 77人！！うれしーー！！！！！😭🙏✨ご愛読下さりありがとうございます！！！！！！ (4月19日 1時) (
レス) id: 5770e5aa96 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 44人お気に入り登録ありがとうございます！！！めっちゃ嬉しくて割と本気で自分の目を疑いました、、。ところで皆さん、、、。コメントくれてもいいんですよ？？？？ (1月8日 15時) (レス) @page38 id: e3a40aaa28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘川カズ子 x他2人 | 作成日時：2023年11月13日 23時
