なんでもアリな歌い手様短編集【(ほぼ)usss】【NL.BL.GL】

2.カニバリズム【ikal】GL ページ5

凛々様よりリクです。(ありがとう!!)
※グ ロと死 ネタ含みます。(無理な方バック！！)
※1/5
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これは＿



人 肉を欲してしまう病気に侵された街の、誰も知らず、誰も気付かなかった、


＿二人の愛の物語。＿＿



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いかさんside


朝目覚めると、外は驚くほど暗かった。


不思議に思った私は、カーテンを開けた。



……カーテンを開けた窓の外には、真っ暗闇ではなく、不吉を匂わせるような灰色の空と、マンションから零れる小さな灯りが見えた。


不安に顔を強ばらせていると、突如叫び声が聞こえてきて、思わずビクッとする。


恐る恐る下を覗くと、そこには＿




紅い血痕の上で倒れ動かぬ人。


ナイフを持って自 害する人。


叫び声を上げて絶望にうずくまる人。



いつもセワしく働く人で賑わうこの街は、一夜にしてその面影は跡形もなく無くなっていた。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
あるふぁきゅんside


暗闇の中、私は目を覚ました。


携帯を開くと、LINEの通知がきていた。



……いかさんからだ！！



画面を開き、すぐその内容を見る。


(…………??)


頭はハテナでいっぱいだった。


あるふぁ『いかさん？どうしたの？何があったの？』


返信すると、すぐ既読がついた。


いかさん『あるふぁ！？良かった反応した…。そっちは大丈夫？今から言うこと、落ち着いてよく聞いてね？』



なんだか焦っているようなそのメッセージに、自分も緊張を覚える。

無意識に、携帯を持つ手が震える。


いかさんのそのLINEの内容は…


『・カーテンを閉めて、明かりを点けないこと。


・例え誰か家に訪ねて来ても出ないこと。


・なるべく声や音を出さないこと。』


だった。


『絶対だからね』



そういって、メッセージは途切れた。


仕方がないので、私は大人しくベッドに潜り、携帯を開く。


なんとなくネットニュースを開くと、そこに書かれていたのは、




＿＿紛れもなくこの今外で起こっている、いかさんの言っていたことだった。



＿＿＿＿＿＿
続きます!

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