検索窓
今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:24,521 hit

プロローグ ページ2

日が傾き始め子供たちが帰り始めた公園


そこには一人の娘と五人の青年がいた


集めたのは黒髪・長身の大人っぽい青年


にやにやとしながら娘が問いかける
「黒木くん今日はどうしたの?
 こんなにかっこいぃ男の子たち集めちゃって」


人のよさそうな笑みを浮かべ青年は答える
「今日はたのみがあったんだ」


娘はよりいっそう笑みを深める
「へぇー、面白そうだねぇ」
胸の中にあったかい気持ちが広がる
鼓動がはやくなる


「で、やってくれる?」


「内容にもよるかな?」
さぁ、内容を教えろとその目が語っている

軽く笑いながら青年は言う
「そうせかすなよ、内容は簡単だ。
 お前のその演技力を生かして悪女を演じてほしいんだ」

ああ、やはり楽しそうだ


「OK。引き受けるよ
 ただし、条件付きだ」

青年たちが息をつけたのはほんの一瞬
条件はなんだ?とまた緊張した雰囲気が戻る

青年が問いかける
「条件を教えてもらおうか?」


無表情になり娘は言う
「一つ、動機を教えること
 二つ、なにか報酬を
 三つ、あたしの時間を奪わない範囲でやるけど
  文句、言わないでね」

言い終わると同時にその顔には笑みが戻る


「わかった、その条件を飲もう
 報酬はいつものでいいか?」


「もっちろん、黒木くんは話が分かるね!」


「動機は単純、ここにいる男たちはみんなある女の子に頼られたいんだ」


「ある女の子って? 」

「立花 彩 私立浜田高校1年生」
そう言いスマホを差し出してくる

「うわぁ、かわいい
 え、あたしこの娘をいじめるの? 」

「いや、この娘を孤立させて
 俺らしか頼れないようにできればなんでもいい」

「わかった、ちょっとやってみるよ
 また詳しく教えてね! 」

娘はひらひらと手を振りながらその場を後にした

悪女の日記→←設定です



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
18人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 神室さんは優しい子だったんですね。 (2020年4月29日 13時) (レス) id: 5a61441e09 (このIDを非表示/違反報告)
塩陽菜 - 良かったよ!また読ませてね♪ (2020年4月15日 21時) (レス) id: d400eb4857 (このIDを非表示/違反報告)
リスク(プロフ) - カツ丼☆さん» 遅くなってすみません。神室ちゃんは意外といい子でした。当初はもっと性格が悪かったのですけれど……どうしてでしょうか? (2019年9月8日 19時) (レス) id: df5010d333 (このIDを非表示/違反報告)
リスク(プロフ) - 水城紗綾さん» 遅くなってすみません。面白いと思ってもらいとても嬉しいです!アーヤが可愛すぎたのが悪いのです!可愛いは正義だけれど、それと同時に罪です!←あれ、何言ってるんだ? (2019年9月8日 19時) (レス) id: df5010d333 (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - 面白いです!更新頑張ってください!アーヤが可愛すぎてとうとう仕組んじゃったか。開成組ぃぃぃー。 (2019年8月28日 16時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:和柄 | 作成日時:2019年8月8日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。