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振り向くとモノクマが立っていた
なぜ、ここにいるんだ
そう思いながらヴァイオリンをケースに入れる
モノクマ「やっぱりヴァイオリンが上手だね。流石は超高校級のヴァイオリニストだよ」
貴女「………なに」
私はモノクマが好きじゃない
多分、モノクマも私が嫌いだろう
モノクマ「ねぇ、2回目の人生は楽しい?」
貴女「!?」
モノクマ「うぷぷぷ、図星みたいだね」
どうして
どうして知ってるの
どこで知ったんだ
私が “ 周回者 ” だということを
モノクマ「君って僕の計画を邪魔しすぎだから調べてみたんだよ。そしたら、パソコンに1回目のデータが入ってたんだよ」
貴女「ふーん。そのデータには何があったのかな」
モノクマ「もちろん、コロシアイ学園生活についてのデータだよ」
あーあ、バレちゃったな
バレるのは数年後だと思ったのに
モノクマ「君はコロシアイ学園生活にて、湊くんを殺害して、お仕置きされたんだよね?いや、殺害したというより殺害したフリをしたのかな?」
貴女「えぇ、その通りよ。私は湊を助けるために自分を犠牲にしたよ。どうする?私を殺す?」
モノクマ「殺さないよ。殺しても邪魔するだけでしょ」
貴女「あちゃー、周回についてもバレちゃってる」
周回っていうのはタイムリープに似てるかもね
私が周回する条件は2つある
1つ目は私が命を落とすこと
そして、2つ目はタイムリープしたいと思うこと
モノクマ「でもさ、疑問があるんだよね」
貴女「何かしら」
モノクマ「未来が分かってたら、コロシアイ学園生活でのコロシアイも防げたよね?」
貴女「そうだね」
コロシアイを防ぐのも良かった
でも、どうしてもやりたいことがあった
それは兄さんを救うこと
兄さんには希望で生きて欲しい
絶望側になってほしくないんだ
兄さんにだけは
モノクマ「ねぇ、やっぱり殺していい?」
貴女「………えっ」
一瞬だった
一瞬で銃弾が私の身体を貫いた
ダメだ。嫌だ。まだ死にたくない
こんな人生はダメだ
もう1回、新しい人生を作らなきゃ
だから
タイムリープしよう
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ステラ(プロフ) - 涙蘭さん» コメントありがとうございます!私は体育祭の当日の朝に怪我しました。 (2018年1月13日 18時) (レス) id: 4afd749949 (このIDを非表示/違反報告)
涙蘭(プロフ) - 体育祭の前日に怪我した人です( ˙-˙ ) あと、更新がんばです! (2018年1月13日 18時) (レス) id: a467bbda0b (このIDを非表示/違反報告)
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