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貴女「おじさんは幸平の父さん?兄弟?おじいちゃん?」
城一郎「流石にこの年齢で兄弟とおじいちゃんは無理があるだろ」
貴女「可能性ですよ。可能性」
たとえ低い確率でも起きることは起きる
例であげるというのなら、体育祭の前日に怪我をする確率は低い
でも、怪我をする人はいる
ときに体育祭の当日の朝に怪我をする人だっている
その可能性があるため念を入れなければならない
低い確率だから、と思って捨てるわけにはいかない
捨ててしまえば、勝てるものも勝てない
なぜなら予定通りに進む確率は低いのだから
まぁ、予定通りに進んでくれたら楽なんだけどね
予定通りすぎるのも嫌だけど
予定通り過ぎると不安が増えたり減ったりするからねぇ
いやー、私の野望を叶える日は遠いな
城一郎「そうだ。せっかくだから試食しないかい?」
貴女「少しだけ貰います」
城一郎「どうぞ」
お皿に取り分けられる
この寮はお皿の数が数え切れないほどあるね
いったいどこからお金が出ているのだろうか
貴女「これは肉じゃが?」
城一郎「そうだけど、もしかして嫌いなのかい?」
貴女「嫌いじゃない。いただきます」
城一郎「味はどうだい?」
なんて言えばいいのだろう
あんまり慣れない味がする
でも、この料理には私の料理にないものが入っている
貴女「美味しいと思います」
城一郎「曖昧な感想だな」
貴女「先程までお菓子しか食べていませんでしたので舌が麻痺してるんですよ」
してないと思うけど
そう思って、厨房から出てベッドにダイブする
今日は早く寝よう
そんな気分だ
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ステラ(プロフ) - 涙蘭さん» コメントありがとうございます!私は体育祭の当日の朝に怪我しました。 (2018年1月13日 18時) (レス) id: 4afd749949 (このIDを非表示/違反報告)
涙蘭(プロフ) - 体育祭の前日に怪我した人です( ˙-˙ ) あと、更新がんばです! (2018年1月13日 18時) (レス) id: a467bbda0b (このIDを非表示/違反報告)
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