やっと ページ1
ついに、ついにこの日がやってきた。中二から好きだった子に告白する日。
受験の邪魔にならないように大学の合否が出る日を確認して、電話をかけていい日を聞いて、とんと
ん拍子で話は進みついに電話をかける約束をした時間になった。
私「ふふふふふ笑、すっごい緊張しちゃって笑いたくなってきた笑」
友「大丈夫なのwww」
私「うん、あれだけ練習したし、けどなんかこれでほんとに全部終わるかと思うと泣きたくなってき
た」
友「電話し終わったら沢山話聞いてあげるから、早く電話しな?待ってるよ?」
私「うん、ちょっとじゃあ電話かけてくる」
友「がんばれ」
少し静かな場所に移動している最中今までの沢山の記憶や気持ちが一気に襲ってきた。
(うわぁ、ほんとにこれ言ったら終わっちゃうんだ、5年間の片思いもここで終わりか、言ったらどう
いう反応するんだろ、あの人インスタ始めたみたいだけど告って気まずくなったらフォローできない
な笑、うわ、がちで言う前から泣きそう
初めてちゃんと話したの中二の隣の席になった時か、手繋いで寝たり、あんな表情で人の頬っぺた撫
でて、好きとか言ってきて、クラス離れてもずっと目で追ってきてたくせに!!!私のいう事に全部
馬鹿みたいに従っちゃって!!!!あー、そっから私があの子の事好きって学年中に噂されて、気ま
ずくなったな笑笑懐かしい、その時はほんとに辛かったけど、けど卒業して会えなくなるぐらいなら
戻りたい、異性愛だと脈あり行動全部されてるんだけどなぁ!まじノンケ難しい
よし、よし、大丈夫、いける、私なら大丈夫、今まで頑張ってきたんだからそんなんで泣くな!!)
〜📞〜
好きな人「あ、wもしもし」
私「あ、もしもし今大丈夫?」
好きな人「うん、全然大丈夫だよ、なにwwどうしたのw」
私「ちょっとね!!まって!笑ううううう、あーー、えーー、ううーん」
好きな人「なにwwwww」
私「ちょ、まって、うううーん、え、あー、うう、ええええ
好きな人「いや、なにwwwどうしたのさwwそんな言いにくいなら文面じゃ駄目なの??」
私「うん、文面はやだ!ちゃんと言いたい」
好きな人「あ、そうなのwじゃあ頑張れよーー」
私「ちょっとまっで```ーーーーー」
好きな人「大丈夫だよ、待ってるから」
私「うーー、ちょっと待って」
好きな人「大丈夫だから、どうした?」
私「よし、今から言うことに嫌気がさしたら直ぐに電話切っていいからね?」
好きな人「うん」
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作者名:しょーん | 作成日時:2023年10月4日 23時