【アイナナ】再会したら日常が変わってしまった2 (ページ41)

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第88話ページ41

なんなんださっきから

朝喜｢あーー、だからなぁ！双葉はお前を(魚住)……｣

律｢それはだめだよ｣

朝喜の言葉を律が咎めるように遮った

朝喜｢……分かってる、こいつらの問題だ｣

律｢そうだよ｣

『問題？』

なんの問題？

律｢Aは気にしなくていいよ｣

『う、うん……』

朝喜｢双葉も寝たし、そろそろ帰るか｣

『そうだね』

スマホの画面には10時42分と表示されていた

律｢じゃあ僕がAを送っていくよ｣

朝喜｢はぁ？こいつはどうするんだよ！｣

律｢魚住の家に送ってくれ、あとで僕が迎えに行くから｣

『律、大丈夫だよ。私ひとりで帰れ(だめだ)……』

ひとりで帰れると言おうとしたら、朝喜にだめだと言われてしまった

朝喜｢ひとりで帰すわけには行かねぇよ｣

律｢そうだよ、Aは可愛いんだからなにかあったらどうするの？｣

『可愛いって……』

律｢それにAはすぐに迷子になるでしょ？｣

『ゔっ』

迷子と言われたら、私はなにも言えなくなる
だって本当のことだから

『律ってば、百瀬と一緒のこと言ってる』

律｢…………｣

朝喜｢…も、もせ？｣

『っ！！』

私は朝喜の言葉にハッとして手で口をおさえた