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17分間の宝物 ページ1

朝8時、セットした目覚ましが鳴る。

顔を洗って、歯を磨いて朝はお腹が空かないから食べないで、制服に着替えて髪をセットする、カバンは昨日のうちに準備したからそのまま手にして家を出る。

「いってきます」

普通よりも広い家を出る、

いつも通りの朝。

バス停でバスを待っていたら

きた、

バスが坂を登ってゆっくりと近づいてきた






今日も、"あの人"乗ってるかな





朝のこのタイミング

通勤通学で混んでいて…

いた。


彼は、なまえはしらないし

どこに住んでいるかもわからない

あの制服は、みたことあるけど…


眠そうに顔がこくんって傾いてる

かわいい、



バスは時間が守られていて、

このバスに乗って僕が降りるまでは




約30分


彼が降りるのはそれよりも13分早い


「きょもー」

「おはよう」

「天使くんきてるね」

「あ、あんまり声を大にしないで
彼のこと観察してるから」



友人がきて、名前の知らない天使の観察がしづらくなってしまった。


8時47分


あの天使がバスから降りる

降りるときに少し目が合う。

顔が赤いのは期待してもいいのかな



彼の存在に気づいてからバス停に着くのが早くなった。



彼を観察できるこの17分間が宝物

・→



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作者名:risa | 作成日時:2023年3月25日 19時

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