銭湯娘の非日常【沖田総悟】【銀魂】 (ページ16)

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非日常15日目ページ16

ふぅ、今日もなんだかんだで平和だったなーー、なんて

しみじみと思った

しかし。しかしである。

まあ？皆様、お気づきでしょうけど？(皆様とは)

さっきの脅迫的なやつは、何かと言うと

私は親が他界しているし、残っているのは銭湯だけで。

否、正確に言うと、私に残されたのは銭湯と借金だ

このために毎月借金取りに追われてるわけで

沖田さんに助けてもらったけれど、お金を変な所から借りた両親の自業自得で

まったくもう。娘にこんな重いもの残してさ

そんでもって、私はあまり商売というのが上手くないらしい。

赤字はなんとか防いでいるけど、ギリギリなのだ

この御時世、銭湯なんてたいして儲からないのは分かってるはずなのに

両親は、これからも利用して頂けるようにとか言って

割引きすることが多かった

それを昔から見てた私もついついそうしてしまって

はあ、やっぱり、心を鬼にして値上げとか？
いやいや、でもそんなのお客さんが少なくなるだけかな？

「ああ、わかんない、わかんないよーー！」

望月A、齢18にして事業行き詰まる

いや、笑えない。全くもって笑えない

「ハア……………………………………お前、面倒事に巻き込まれすぎでさァ」

ふと、沖田さんの言葉が脳裏に浮かぶ

よくよく考えればそうかもしれない。

1人で銭湯営んで、借金取りに追われるような18歳の乙女がどこにいるだろうか

そうだ、私は結構頑張っているんじゃ?

うん、ポジティブシンキング大事！

明日の経営のことなんて明日かんがえればいいか

兎に角寝よう。

というくだらない脳内会話を経て、私は深い眠りについたのだった、、、

あっ、結局なんにも解決してない