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結局あの後君が起きる事は無かった
まあ 明日は土曜日やし学校無いんやからええやろ 〜 って思て泊まらせてあげた
抱き着いたまんま寝てもうたから一緒のベットやけど
勿論やましい事はしてへんよ？
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ほんで 朝 自然と早く目覚めて隣に居る愛おしい人に思わず見入ってしまう
亮ちゃん好きなん知っててんけど
そん時から 俺にしとき？なんて攻めた事言えんくて
というより亮ちゃんと両想いやろって思っとった
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目の前にある透き通った様に綺麗な白い肌の頬に触れると
神経質なんか知らんけど瞼がゆっくり開かれた
「んっ... おはよう」
「おはよう」
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眠そうな目をこちらに向けると何処か寂しそうな顔で微笑んだ
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「ねえ 忠義くん」
「付き合って」
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「お願い 」
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俺がずっと前から待ち望んどったその言葉は
あまりにも残酷で 狡くて
せやけど
「なんてね ... 私 、最低だね」
なんて 自嘲気味に笑うから
俺の事なんか見てへんのに
俺を見透かして亮ちゃんを見とったとしても
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「付き合おうや」
「俺な？Aの事ずっと好きやってん」
やっぱり好きやねん
漬け込んで気持ちを伝える俺も最低やって分かってんねん
それでも君と隣で生きていけるなら
いつか俺が亮ちゃんの事を忘れさせたるから
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君の笑顔が本当の笑顔になるまで
隣に居らせてくれへん？
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作者名：田中 。 | 作成日時：2017年7月23日 0時
