【実況者】この歌は君に向けて *Inevitable*

第49話 キヨside ページ3

キヨ『今日実況上げるぜーー』


Twitterで告知し、エンコ中のパソコン画面とにらめっこ
そんなにらめっこもすぐに飽き、またTwitterを開いた


KIKKUN-MK-ll『久しぶりにニコニコ活動名に会ったから自撮り。漆黒の堕天使な俺と純白の女神であるニコニコ活動名の間はスピリチュアル的な何かで繋がっている気がするゾーイ！！あ、ところでこれ…自撮りじゃねぇや、イケネー』


MSSPさんと交流あったんだ、A
結構友達多い……ってか実況者ばっかだな？！歌い手なのに！！！


「あ、エンコ終わった」







＊つわはすside＊



「……んー」


ニコニコ活動名 で検索
ヘッドホンをセット、再生

……やっぱりいいなぁ
なんだろうこの人を魅了する歌声
この歌のうまさでしかも可愛いって反則だよなこれ

本当にAさんとニコニコ活動名さんって同一人物だよな？と疑いたくなる


なんとなく過去の生放送のアーカイブがアップされていたので、見てみることにした





『質問タイム〜？要るぅ〜？じゃあいいよ、何でも聞け！！』

『えーと、「体重」？誰が教えるか！！殴るぞ？！！』

『えと？うわ、同じようなの大量に来てる……「好きな歌い手、踊り手、実況者等は？」ねぇ』

『正直私ニコニコ始める前から実況者厨なんでね……でも一番好きなのは〜、あ、無理恥ずかしい』

『えー……つわはすさんです……はい！！！話変えよ！！！はい！！！はい！！ほら！！』





声だけでもわかる位に恥ずかしがっている
なにこれ、見なきゃよかった俺が恥ずかしい


ふと、キヨくんの家に行った時のことを思い出す
俺の肩に頭を預けて寝ちゃったAさん


……うわ、なんだこれ
すっげーAさんに会いたい


いや、決して恋愛的なアレではなく、妹的なあれだ、違う、違うだろ俺
誤魔化せば誤魔化すほどAさんで埋まっていく俺の脳内


だぁぁぁぁぁ！！！くっそおおお！！！






＊＊＊
作者

待ってました、おかえりなさい

第50話→←第48話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す