95 深紅 sideリヴァイ ページ2
目の前で、俺の剣を止めるこいつは
Aなのか？
「リヴァイ兵長！離れて！」
ブァントの声が耳に入り、すかさず離れる。
俺が離れると同時に切りかかってくるA。
こいつ、目の色がおかしい。
真っ黒で透き通った瞳は
真っ赤な深紅のような赤だ。
まるで、血の色だ。
「お前、A、だろ？」
俺が愛しているAが目の前にいることはわかっている。
でも、
瞳の色が俺を写していない。
まるで、人形のようだ。
「私は、レジェス。王の鳥籠の中の者。
Aなどではない。」
この言葉、どこかで聞いたことある。
あぁ、あの時か。
憲兵団との会議の時にお前が現れて同じことを言ったな。
でもお前はあの時、裏切らないで。と言っているような顔だった。
必死に嘘を隠し通そうとしている顔だった。
でも今は？
お前の瞳に俺は写っているか？
お前は、本当にAなのか？
「リヴァイ兵長！考えてはダメだ！！」
ブァントの声が聞こえた時には遅かった。
Aの剣が俺の肩を、勢いよく切りつける。
そうだ、こいつあの国で一番の実力者だったんだ。
この俺が勝てるはずない。
「ハッハッハッハッ！
これで、この世界は私のものになる第一歩となる！！」
王の笑い声が聞こえる。
血がポタポタと流れ出てくる。
いつもなら心配してくれるA。
反応してくれない。
もう、Aは戻ってこないのか？
目の前にいるのに？
「お前はAだろ！！！
俺のそばから離れないんじゃなかったのかよ！！！」
Aの声が冷たく響く
「そのAって人に伝えてくださいよ。
私じゃありません。」
もう、ダメなのか？
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リュカ（リヴァイ兵長大好きさん） - 私も余り見たりできる機会がありませんが更新頑張ってください、今とてつもなく心の支えになっています！ (2019年7月15日 20時) (
レス) id: b33ef74fc2 (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - こんなに続きが気になったもの初めてです!!ずっと更新してませんが…更新とてつもなく待ってますまだ書けたらどうか書いてください…更新待ってます (2019年5月26日 13時) (レス) id: 2b911825e4 (このIDを非表示/違反報告)
あー - 更新頑張ってください！続きが気になって…待ってますっ！ (2018年11月24日 17時) (レス) id: ae20724b35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりぃ | 作成日時：2018年10月1日 23時
