私達、ちびっこ警察！【オリジナル】 (ページ7)

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事件７ページ7

ドアがガチャッと開いた。私達は手足を縛られているので逃げることも、隠れることもできない。私はギュッと目をつぶった。

　｢七海と勝！？｣

　美紀が声を荒げた。里沙さんは不思議そうな顔をしている。ハテナマークが顔の周りにたくさん飛んでいるのが見えるようだ。

　｢助けに来たぜ！！｣

　七海がおちゃらけて言った。なかなかキャラじゃない台詞だ。最初のキャラはどこいった？
　勝は、せっせと手と足を固定しているロープをナイフで切りはじめた。行動が、早い...

　｢それにしても、どうしてここに？｣
　
　私は言った。あの男からどうやって逃げれたのだろう？

　｢あー、俺、柔道五段なんだ。｣

　｢え？｣

　私は思わず声を出してしまった。柔道？聞いてない！てか柔道五段って取るの難しいって聞いたんだけど！？

　｢でー、俺と七海とあいつだけになったときやった。｣

　あいつというのは、犯人だろう。

　｢速く逃げるぞ！素人だったから、手、抜いてるんだ！いつ起きるかわからない！｣

　｢速く言ってよ！？｣

　勝は、素早く縄を切りながらぶっちゃけ、私が突っ込んだ。
　なんで言うの忘れてるんだよ？大事なところだよ！？

　